
1: 匿名 2026/05/28(木) 12:45:52.69 ID:??? TID:gundan 新NISA制度のスタートに伴い、将来に向けた資産形成を始める人が急増しています。数ある投資先の中で、特に多くの人の関心を集めているのが「オルカン」と「S&P500」です。 代表銘柄である「eMAXIS Slim 全世界株式」と「eMAXIS Slim 米国株式」は、どちらも純資産総額が10兆円を超える圧倒的人気の投資信託であり、投資を検討した方であれば誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか。 この2つの投資先に対して、「手元にあるまとまった資金を長期間ほったらかし投資するなら、果たしてどちらがより儲かるのだろう」と悩んでいる人も多いはずです。 そこで本記事では、安定的な投資先として注目を集める「オルカン」と「S&P500」の特徴を改めて整理し、初期投資額100万円を30年間完全に放置した場合の運用シミュレーションを行います。ご自身の投資スタイルに合っているのはどちらなのか、銘柄選びの参考にしてみてください。 まずはじめに、今回比較する「オルカン」と「S&P500」の特徴をそれぞれ簡単に説明します。 ●オルカンとは オルカンとは、全世界の株式市場と連動した値動きを目指す投資信託「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の愛称です。 このファンドは、ベンチマークである「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)」への連動を目指して運用されています。運用にあたっては、株式の国別比率や業種別比率などがベンチマークと概ね同様になるよう、マルチファクターモデルを用いてポートフォリオが構築されています。 「オールカントリー」と言いつつ、実質は米国の経済や株価の影響を大きく受けることもあります。 しかし、S&P500と比較すると、約4割は米国以外の先進国や新興国の株式が組み入れられています。そのため、特定の国へ依存するリスクをある程度減らせるため、比較的リスクを分散しやすい投資先と言えます。 もし将来、米国経済が失速し、他の国が経済的に優位となった場合でも、オルカンは自動的に成長国への投資比率を調整してくれるのです。 ●S&P500とは S&P500とは、米国の主要な証券取引所に上場している代表的な大型株500銘柄を組み入れた株価指標です。 米国経済の成長により大きく価値が上昇する銘柄ですが、主として米国企業が組み入れられているため、リーマンショックのように米国市場全体を揺るがす大暴落が発生した場合、大きな打撃を受けやすいと言えます。 さらに、現在は円安傾向にあるため、円ベースで計算した際の価値が上昇傾向にあります。しかし、今後急激に円高に振れた場合には、株価自体は下がっていなくても、為替の影響だけで円ベースの価値が大きく下がってしまう可能性があります。 オルカンと比較して、米国一国の経済動向や為替の影響のみで値動きが決定するため、リスクとリターンがやや大きいと言えます。 次に、実際にシミュレーションを行う前に、今後30年間の平均利回りを考えていきます。 ●直近の実績と今後の考え方 オルカンやS&P500に連動する投資信託は、ここ5年程度は経済成長と急激な円安の恩恵を受け、年利回りで20%以上という驚異的な実績を記録しています。 もし仮に、100万円の運用をして、年利回り20%という利回りが継続した場合、30年後には複利の力が働き、資産額は2億円を大きく超える額に達することになります。 しかし、長期的な投資を検討する上で、現在の成長率が継続すると考えるのはあまり現実的ではありません。歴史的な大暴落や景気後退の波が一定周期でやってくることを考慮した場合、30年間平均して20%超えという水準になることは考えにくいからです。直近の好成績は、あくまで「短期的で突発的な急成長」として捉えた方が、期待を持ちすぎずに投資を行うことができます。 オルカンとS&P500の値動きの根拠となるのは、それぞれ「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」と「S&P500」という2つのインデックスです。これら2つの過去の長期的な推移から考えると、シミュレーションでは、好調に推移したとしても年利8%~10%程度で考えるのが現実的と言えます。 そこで今回は、安定的に成長した場合の数値として、今後30年間の平均利回りをオルカンで「8%」、S&P500で「9%」と想定して、30年間の運用推移をシミュレーションしていきます。…