雇用保険加入4ヶ月連続で20万人台↑···製造·建設業は寒波が続く(聯合ニュース・朝鮮語) 先月、雇用保険の常時加入者が27万人近く増え、4ヵ月連続で20万人台の増加傾向を続けた。 ただし、加入者の増加は60歳以上の高齢層に集中し、製造業は11ヶ月、建設業は33ヶ月連続減少傾向が続き寒波が続いた。 (中略) 一方、製造業は8千人(0.2%)減り、11ヵ月連続減少となった。 電子・通信、食料品、その他の運送装備などで加入者が増えたが、金属加工、繊維製品、ゴム・プラスチックなどで減少した。 建設業は8万8千人減り33ヶ月連続減少傾向だ。 業界の不況が主な理由だ。 ただし、減少幅は縮小する傾向にある。 (中略) 求職者1人当たりの雇用数を意味する求人倍数は0.45で、前年同月(0.43)比上昇した。 ただし、労働部は雇用市場が回復傾向だと解釈するためには求人倍数が年間平均値である0.56程度まで上昇しなければならないと見る。 チョン課長は「求人倍数が0.45という数字は昨年よりはよくなってはいるが、年間平均値の0.56に届かなければならないと考えている」とし、「依然として雇用市場が難しいと解釈される」と話した。 (引用ここまで) 4月の求人倍率は0.45。「底を打ったのでは……」って報道している韓国メディアも存在していますが。 そう簡単じゃないよなぁ。 昨年同月が0.43。 今年が0.45。 この数字はあくまでも公的雇用システムである「雇用24」の数字だけ、日本でいえばハローワークだけの数字のようなものなので有効求人倍率ではないのですが。 好況時であれば月毎の数字は0.8とかになることもあります。 1年間の平均を過去何年か見てみましょうかね── 20年 0.39 21年 0.50 22年 0.67 23年 0.58 24年 0.50 25年 0.36 2020年は年間の経済成長率がマイナス1.0になった年。コロナ禍で経済活動がろくにできなかった頃ですね。 去年の雇用状況はそんな年よりも悪かったわけです。 今年は去年をほんの少し上回っていますが、そのていどじゃ「底を打った」とはいかないのは理解してもらえたかと思います。 また、業界別で見ても「良好な雇用」とされている製造業は11ヶ月連続で減少。 韓国の内需を支えてきた建設業も8万8000人減少。こちらは33ヶ月連続。 ……どうにもならないですね。 「半導体(メモリ)売上の増加」でとんでもない好況になっているって勘違いしている人も少なくないのだけども。 その実態は本当にきついレベルでの不況が続いています。 韓国メディアは「中東情勢の余波で」みたいなこと書いているのですが、去年が底だったんだからあんまり関係ないよね。 韓国・青年雇用に寒波、新卒より経験者・人よりAIへ…金融危機後で最悪級の雇用不振(KOREA WAVE) 特に若手にとってきつい。 楽韓Webで24年くらいから延々と言い続けていることですが。 新卒よりも経験者優遇。インターンで入りこもうにも「インターンの経験者優遇」でどうにもならない。 20代で一度も就職できなかった人すらそんなに珍しくなく存在している。 人口減から日本の雇用は売り市場になっているのですが、同じく人口減がはじまっている韓国では青年層の就職が本当にきついことになっています。 中国では寝そべり族。韓国では「ただ休んでいる」人々。 治安の悪化要素にしかならないんですが、どうしようもないんでしょうね。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 「日韓協力は可能なのか」との話題を安保面から見てみる 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…