女性同士のマウンティング 「三すくみの関係」が招く終わらない格付け地獄昨年マウンティングを研究した論文が発表され、今年になりSNSを中心に大きな話題に。調査したお茶の水女子大学大学院・人間文化創成科学研究科博士後期課程2年の森裕子さんに話を聞いた。生き方の多様化で“じゃんけん”状態に 江戸時代の“大奥”に代表されるように、女性同士の「格付け」は昔から存在した。しかし、現代の「マウンティング」は、単なる格付けではなく、“じゃんけん”のように“三すくみ”の状態にあると森さんは言う。「かつて、女性の優劣を決めていたのは、主に家庭や家柄といった『伝統的な女性としての地位・能力』、もしくは容姿や若さといった『性的魅力』のどちらかで、マウンティングというより、『嫌み』や『皮肉』と呼ばれることが多かった。しかし、人々のライフスタイルが多様化し、働く女性が増えた現代では、『自立した人間としての地位・能力』というカテゴリーも増えた。それによって、ある部分では一方に勝てるけれど、ある部分では負けるという膠着した三すくみの状態ができ、優劣を決めることができなくなったのです」“優劣”という決着がつかなければ、永遠にマウンティングを繰り返す羽目になる。また、三すくみが生じるのはいまのところ女性に限定されるという。「男性の場合は、『仕事でいい結果を出しながら、いい家庭を持つ』という、同じ方向を向いていることが多い。男性の間でもマウンティングは発生しますが、内容がシンプルなためすぐに勝負がつくか、そもそもマウンティングが起こりにくいと考えられます」(森さん) 全文はソースにて…