トヨタ自動車はガソリンエンジン搭載の多目的スポーツ車(SUV)を増産するために、米国での電気自動車(EV)生産計画にブレーキをかけた。 同社によると、新型電動SUVの生産はケンタッキー州ジョージタウン工場で2028年に開始する。当初の計画より1年以上先送りされる見通しとなった。この名称未定のプラグインモデルは当初、インディアナ州プリンストン工場で生産される予定だったが、ケンタッキー州に移される。 今回のEV計画遅延は、米国でのEV需要が下火になっているほか、上院が税制・歳出削減法案を可決したことが背景にある。同法案にはEV購入を支援してきた税額控除の終了が盛り込まれているため、需要は今後さらに弱まる可能性がある。トヨタは5月の時点で、米国でEV7車種を2027年中盤までに発売する計画を明らかにしていた。これには米国製SUVの2モデルが含まれる。 今回のEV計画遅延は、米国でのEV需要が下火になっているほか、上院が税制・歳出削減法案を可決したことが背景にある。 ハイブリッドのSUVとガソリンエンジンのSUVの需要は非常に高い。…