1. 匿名@ガールズちゃんねる 「正直、授業の妨げになるので、(情緒障害の)固定学級に移ってほしいです。修学旅行にも、連れていきたくないです。こちらの手が煩わされることが目に見えているので……」 事例検討会で、そう話すのは若手の女性教諭です。彼女は担任している中学3年生の男子生徒のことを相談しています。 「先生は、この男子生徒の、どのようなところに困っているのですか?」 「気に食わないところがあると、教室を飛び出してしまいます。叱っても、その場では『はい、わかりました』と言うんですけど、反省はしていないようです。保護者に特支を勧めたんですけど、了解してもらえませんでした。お子さんを理解するためにも、病院へ受診して、それから教育センターなどで知能検査を受けることも提案したのですが……」 「そうしたら、親御さんはどうおっしゃいましたか?」 「うちの子を障害児扱いしないでほしいって」 実は、こうした「余裕のなさ」から、子どもが発達障害と見なされるケースは少なくないと筆者は感じています。それは教師だけでなく、親も同じです。 特に現代では、ルールを守れない・言いつけを聞けないなどの理由を説明する材料として、真っ先に発達障害が挙がってしまうようです。 発達障害かどうかを判断するには、実は長い時間と日頃からの丹念な経過観察が必要です。手がかかるから発達障害だと結び付けられるほど、簡単なものではないのです。 2025/06/25(水) 17:53:34…