
1: 七波羅探題 ★ GI2xmXVC9 2026-03-17 20:02:47 「円はアジア最弱の通貨」「日本はアジアからも相手にされなくなりつつある」…東京会議の取材で見えた“厳しい日本人の現実”とは? 原因は少子高齢化ではない? アメリカなど大国の「力の支配」が広がる国際社会において、日本を含む各国が協力して課題解決に臨む「多国間主義」が窮地に立たされている。今月11日、欧米やアジアの政治リーダーらが集い、各国で協調して課題を解決していく“多国間主義”の再構築をテーマに議論する「東京会議2026」が都内で開催された。この会議の意義と日本の現状について、テレビ朝日外報部の岡田豊デスクに聞いた。 東京会議の議長声明は「力こそ正義の論理がますます台頭している。(中略)世界が共有してきたルール、国際協調の基盤は弱体化し、もはや機能不全に陥っている。法の支配と多国間主義は決して放棄してはならない」と指摘した。今回の議論や声明は、間接的にアメリカやロシアを批判しているが、国名を直接出さないところに、ある種の配慮や忖度が働いたと岡田デスクは指摘した。 日本の立ち位置についても、岡田デスクの指摘は痛烈だ。取材を通じて痛感したのは、日本がアジアからも相手にされなくなりつつあるという厳しい現実だという。日本政府がアメリカに対して言うべきことを言えておらず、国益にかなう本質的な外交を構築しようと懸命に取り組む政治家がほとんど不在だという声が現場で出ている。さらに深刻なのは、防衛装備品の輸出原則解禁の流れだという。戦闘機など殺傷能力がある武器までも輸出してしまうこの方針を日本政府が決めてしまえば、日本は人殺しを手伝う国に変質してしまい、戦後81年間にわたり日本が積み上げてきた平和主義が終わってしまうと岡田デスクは警鐘を鳴らした。 国内の経済指標も、日本の国力が凋落している事実を突きつける。エンゲル係数(家計の中で食費が占める割合)は歴史的な高水準に達し、貧困率もG7の中で高い水準にある。円相場も14年前と比較し、中国元やバーツに対して4割近く下落しており、「円はアジア最弱の通貨」と言われることもあるという。 岡田デスクは、この日本の衰退の本質について、少子高齢化や人口減少以上に、日本人の思考が停止もしくは停滞していることこそが最大の原因だと語った。上司の命令に忠実に従うことを強いる公務員法に見られるように、「自分の頭で考えない」仕組みや意識が根強くあるという。このままでは2075年には日本のGDPは世界12位まで転落し、パキスタンやナイジェリアの後塵を拝するという予測にも違和感はないとし、日本人一人ひとりが現状を直視して、自立した個として、自分の頭で、今やるべきことを考える自考を始める必要があると説いた。 日本が今後進むべき道について、岡田デスクは独自の提言をする。アメリカが中心になって広げた、利益を奪い合うような資本主義やグローバリズムではなく、日本人が持つ利他思考を世界に広げるべきだという。広島に「世界平和大学」を創設して平和研究の拠点とし、世界の平和主義を牽引する。また、日本の「国際災害救助チーム」を強化する。各国で大地震など大災害が起こった時、どの国よりも速く、民間人も参加して日本人が助けに向かうのだ。他国の人々を助け、貢献する仕組みを広げることで、「日本に向けたミサイルのボタンはちょっと押せないよね」と思わせるような信頼関係を築く。そうして日本が平和主義を少しずつ広め、各国の調整役として世界の課題解決に積極的に取り組む「世界の調律師」を目指すべきではないかと語った。 (ABEMA/ニュース企画) ABEMA TIMES編集部 2026/03/17 17:27…