「司法3法」はとどのつまり李在明大統領1人のための立法だったのか【3月6日付社説】(朝鮮日報) 李在明(イ・ジェミョン)大統領は5日に臨時国務会議(閣議)を開き、いわゆる「司法3法」の審議・決議を行った。これは、法案が政府に送られてから1日で迅速に処理されたものだ。保守系・進歩(革新)系を問わず、法曹界関係者の多くが法歪曲(わいきょく)罪や裁判訴願法(四審制)、大法官(最高裁判所裁判官)増員法の違憲性、法治毀損(きそん)を懸念し、李大統領に拒否権の行使を要請していた。全国の裁判所長も「法治主義の後退として歴史に記録されるだろう」という異例の見解を表明した。司法制度の根幹を揺るがす内容であれば、法曹界や学界、政界が熟議する過程が必須であるが、それにもかかわらず、国会での立法公聴会もなく処理された。 (中略) 「司法3法」は李大統領と直接関係がある。当初からそうだった。大法院が昨年5月に李大統領による選挙法違反事件を有罪の趣旨で破棄差し戻して以降、与党・共に民主党が本格的に推進してきた。四審制により憲法裁判所で李大統領の事件を覆すことが可能になるほか、李大統領の任期中に大法官26人のうち22人を直接任命し、退任後の裁判に影響を与えることもできる。法歪曲罪が導入されれば、検事や判事たちの信念に基づく捜査・判決も難しくなる。政権内部からでさえ、法歪曲罪に対して「文明国として恥だ」と批判の声が上がっているのもこのためだ。それにもかかわらず、共に民主党は司法3法と共に曺喜大(チョ・ヒデ)大法院長(最高裁長官)の辞任まで要求した。これは大法院に対する報復だ。 (中略) この全ての過程を見ると、結局この日、李大統領が決議した「司法3法」は共に民主党の一部強硬派による突発的な行動ではなく、大統領の意向がそのまま反映された「李在明法」のように見える。権力者1人の問題のために司法府の独立を深刻に侵害し、憲政秩序を損なったという汚名は長く消えないだろう。 (引用ここまで) いわゆる「司法3法」について、朝鮮日報が「韓国はイ・ジェミョンのための国になってしまった」的な社説を書いています。 まあ、すでに楽韓noteでも似たような話を書いています。 ご笑覧あれ。 司法3法は以下の3つを主眼としています。 ・間違った判決を出した裁判官を罰する「法歪曲罪」 ・憲法裁を大法院(最高裁)の上に置く実質4審制の「裁判訴願制法」 ・大法官(最高裁判官)を14人から26人にする「大法官増員法」 そのすべてがイ・ジェミョンの犯した罪を消滅させるため、もしくはイ・ジェミョンに有罪(前提の高裁差し戻し)判決を出した大法院への報復、懲戒として出されたものです。 さすがにひどいし、憲法違反の疑いが濃厚です。 憲法違反の内容については上記のnoteで解説しています。 さらに「憲法違反だというのであれば、憲法を改正してしまえ」なんて声も出ているほど。 すげえな……まあ、現在の情勢であれば可能でしょうけどね。 もはや「韓国の司法は死んだ!」とか「韓国の三権分立は終わった!」っていわれてもしかたないレベルでやられちゃっています。 まあ、そもそもイ・ジェミョンが大統領になったのも、こうして自分の罪を消滅させるためであり、大統領退任後に自分の裁判で有利な判決を出させるためです。 拒否権を使うわけがないですよね。 今回の法律成立を見ても── ・「委員会で採決」 ↓ ・「国会に上程」 ↓ ・「国会で強行採決(3日連続)」 ↓ ・「大統領が閣議で決議」 ざっくり1週間くらいで全部成立したんじゃないんでしょうか。 そりゃアメリカも「国会で対米投資関連法案が棚ざらしになっている。裏切りだ!」ってなりますわ……。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 韓国国会で「間違った判決は裁判官に懲役10年」「実質4審制」「最高裁判官を倍増」と憲法違反&司法権侵害の立法連発……なぜ? 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…