122: おさかなくわえた名無しさん 04/04/11 16:00 ID:NwrmVQfZ 小4の頃、一人で隣の駅にあるおもちゃ屋さんまで歩いて行った。 (大人の足で20分くらいの距離。) その帰り、歩くのが疲れた私は電車で帰る事に。 親と何度も乗っていた電車だったので、間違える訳がないと思っていたのに、 逆方向の電車に乗ってしまったらしい。 すぐに自分の駅に着くはずが、いくら経っても着かない。 「間違えたんだ!」とパニックになった私は、知らない駅で降りてしまう。 駅員さんに聞けばいいものを、「10歳にもなって迷子になるなんて恥ずかしい」 と思った私は、何事もなかったように改札を出た。(不足金額を駅員さんに払ってまで) でも、もちろん来たこともない知らない場所。 だんだん日が暮れてきて、泣きそうになってる私に、 薬局からおじさんが出てきて「どうしたんだい?」と話しかけてくれた。 「お家に帰りたいの」とわんわん泣き出した私を、そのおじさんは 薬局の奥に連れて行ってくれて、ジュースと知恵の輪をくれた。 泣き止んだ私から、名前と電話番号を聞いたおじさんは、親に連絡してくれて すぐに迎えに来てもらえることに。 親が迎えに来た時、私はすっかり知恵の輪に夢中。 帰る時、泣いたところを見られたことを思い出した私は、 恥ずかしくておじさんにきちんと「ありがとう」と言えなかった。 10年後、二十歳になった私は、親から迷子になった時にお世話になった薬局の場所を 教えてもらい、訪ねてみることに。 でも、親が教えてくれたその場所に薬局はなく、オリジン弁当になっていた・・・。 周りを見渡すも、昔ながらの薬局はどこにもなく、あるのはマツキヨなどのチェーン店。 見つけたからと言って、名乗り出ようとか思ってたわけじゃないけど、 なんだか悲しかった。 あの時の薬局のおじさん、迷子の私を助けてくれてありがとう。 あの時くれた知恵の輪は、今も持っています。…