渋滞などの車列をすり抜けるバイクによる事故を防ごうと、大阪府警はヘリコプターを投入した取り締まりを実施した。 すり抜け行為はほかの車との接触や転倒の危険性が高く、死亡事故にもつながるとして、取り締まりを強化している。 府警によると、高速道路・近畿自動車道は朝の時間帯に交通量が多く、車列の脇をすり抜けるバイクが目立つ。 道路交通法はすり抜け行為自体を違反とはしていないが、道路の形状によっては反対車線を走行したとする「右側通行」や割り込み運転などに該当するケースもあるという。 17日の取り締まりでは、上空から目を光らす府警のヘリコプターが近畿自動車道での危険なすり抜けを確認すると、進行方向で待ち受ける地上の高速道路交通警察隊に連絡。 対象のバイクが近付くと、隊員が旗を振って制止し、路側帯を走行したとする通行区分違反の青切符を交付するなどした。 同隊の神山道雄副隊長は「すり抜け運転は危ないので、交通ルールを守り安全運転に努めてもらいたい」と話した。 …