この記事のポイント 注目の理由:柚木麻子『BUTTER』がイギリスで大ヒット。日本女性作家ブームで海外累計150万部超を突破。 共感ポイント:メディアが外見を強調する日本社会への違和感が海外で共感。女性の日常的な不当な指摘を言語化した点が評価。 意見が分かれる点:作品の面白さについて評価が分かれる。日本国内では普通と感じても海外では衝撃的という受け取りの差。 1: 匿名 2026/01/30(金) 22:19:25 今、海外でも評価されている日本の小説。2025年、王谷晶さんが『ババヤガの夜』で、日本人として初めて英国推理作家協会賞(ダガー賞)翻訳部門を受賞。川上未映子さんの『黄色い家』は現在20か国以上での翻訳が進んでおり、今年3月には英米で翻訳発売されることが予定だということです。 柚木さんは「日本では何も変わらないので、やっぱりイギリスに行くと本当にびっくりします。普通に生活していて、電車の中で自分の本を読んでいる人に会うのって、1年に1回あるかないかだと思うんですけど、本当に読んでいる人がいるし、撮影とかしていると“『BUTTER』を書いた人”みたいに言われたり。津村記久子さんや、松田青子さん、村田沙耶香さん、川上未映子さんも、みんなそうだと思うんですけど、日本の女性作家を読むブームみたいなのがすでに土壌があって、(私は)それにうまく乗っかれたのかなと思っています」 この日は、イギリス版を翻訳した、翻訳家のポリー・バートンさんも登壇。ポリーさんはイギリス国内での『BUTTER』の反応、なぜヒットしているのかについてふれました。 「例えば(作中の)事件に関して、日本のメディアがある意味嬉々(きき)として、カジマナ(梶井真奈子)の体重や外見について、とにかくそれの報道ばかりをしているということに対して、メディアがそういう点に注目をすることもイギリス人はもちろん理解するけれど。同時に“自分たちが感じていることを実際に言葉に出して言う”ことに驚きます。それは自分たちにそういう気持ちがないということではもちろんないです」 「例えば(登場人物の)里佳がオフィスに入ってきて、“体重増えた?”と会社で言われることも、それに対してまず(イギリスの人たちは)ビックリする。もちろん太っていることに対して思うことがあるのはイギリスも同じ。口に出せない、考えるだけで書けない。だけどそこに(考え方が)ある。発言することもできない中で、『BUTTER』がこんなにはっきりと書いてくれた。そこに一種の快感・気持ちよさを感じているのかもしれないです」…