
この記事のポイント 注目の理由:94歳の山田洋次監督が48年ぶりに監督賞を受賞。高齢にもかかわらず新技術を積極的に採用する姿勢が話題 共感ポイント:長きにわたり評価され続ける監督への敬意。高齢でも現役で活動する姿勢への尊敬 意見が分かれる点:山田監督の過去の作品制作方針(渥美清への対応)への評価が分かれている 1: 匿名 2026/01/28(水) 06:59:28 ID:hiF6Il4k9 日刊スポーツ[2026年1月28日5時1分] 東京映画記者会(日刊スポーツなど在京スポーツ紙7紙の映画担当記者で構成)主催の第68回(25年度)ブルーリボン賞が27日までに決定し、妻夫木聡(45)が15年ぶり2度目の主演男優賞、広瀬すず(27)が主演女優賞を初受賞した。 2人は、昨年末の日刊スポーツ映画大賞でも受賞し“2冠”となった。 また、山田洋次監督(94)が48年ぶりに監督賞を受賞。 今年度の日本映画界を席巻する「国宝」(李相日監督)も、作品賞に輝いた。 授賞式は2月17日に都内で開催する。 ◇ ◇ ◇ 山田監督は「なつかしい風来坊」で主演男優賞を受賞したハナ肇さんとともに、「運が良けりゃ」と併せて監督賞を初受賞した66年度を「監督賞を、最初にもらったんじゃないかな」と振り返った。 「低く見られていた喜劇を評価してくれ、何てすてきなんだろうと。 今回は別の意味の喜びだな。 今でも、ちゃんと僕の作品を評価してくれるんだなと。 急に僕自身が若返ったような気持ち」と喜んだ。 受賞対象作「TOKYOタクシー」は、木村拓哉(53)演じる個人タクシー運転手が、倍賞千恵子(84)演じる人生の終活に向かうマダムを偶然、乗せて東京から神奈川の高齢者施設まで1日、旅をして送る物語。 前回、受賞した「幸せの黄色いハンカチ」同様、ロードムービーだが「あの時みたいに車に小さなカメラを入れて撮る、今までのやり方じゃエネルギーを使う。 実際に車を走らせて撮影するのは無理だろう」と判断。 東映東京撮影所が22年に設置したLEDウォールを視察し「このシステムならできる」と判断。 最先端の巨大な画面をバックに、ドライブシーンを作り上げた。 25年2月から同4月まで東京近郊で行われた撮影時は93歳。 その年齢になっても、貪欲に新しい技術を採り入れ、新しい表現を追求する。 「車の映画を作るのは無理かなと思ったけれど、運が良い。 科学技術の発展とともに映画が発展してきた歴史がある。 フィルムがデジタルになったのは、革命的な変化なわけだから…新しいメカニズムが発明されたら、常に関心を持つのが大事じゃないかな?」と語った。 一方で、撮影中にはシステムがうまく機能せず、撮影がとどこおり「僕はテクノロジーじゃなく、芝居を撮りに来ているんだ!」と激怒し、現場を引き締めたこともあった。 「『次の映画、待ってます』などと感想をくれる人のために作るのが、僕達の仕事だと思う。 映画館の片隅で1人で見て涙ぐんだり、笑ったりして見終わった後、ラーメンか何か食べて帰る人の心の中に、暖かいおき火をつけるような映画を作り続けたらいいなと、いつも、いつも思う。 そういう映画が、なくなってきたかな」。 時代が移り変わっても演じる人間を撮り、劇場で見る人間に“心の映画”を届け続ける。 【村上幸将】…