
この記事のポイント 注目の理由:インドネシアとマレーシアが日韓のような不仲関係にあり、隣国同士の普遍的な対立構造が注目されている 共感ポイント:隣国と仲が悪いのは世界共通であり、国境が存在する理由そのものという本質的な指摘に共感が集まっている 意見が分かれる点:隣国関係の改善可能性について、共通の敵がいると改善するという意見と構造的に仲が悪いという意見で分かれている 1: 匿名 2026/01/29(木) 09:51:11 インドネシアとマレーシアは、言語も近く、同じイスラム教徒が多数派の「兄弟国」のような関係です。 しかし、おっしゃる通り、国民感情のレベルでは**「近親憎悪」に近いバチバチとした緊張感**が常にあります。 仲が悪い(あるいは複雑な)理由は、単一ではなく、歴史・文化・経済の三つのレイヤーが重なっているからです。 1. 歴史的な「対抗意識」(コンフロンタシ) 1960年代、マレーシアが建国される際に起きた**「コンフロンタシ(対抗)」**という紛争が、今も禍根を残しています。 • インドネシアの視点: 当時のスカルノ大統領は、マレーシア建国を「英国による植民地主義の傀儡(かいらい)」と見なし、軍事介入まで行いました。 • 対立の記憶: この時、「自分たちは自力で独立を勝ち取った(インドネシア)」vs「英国と協力して平和的に近代化した(マレーシア)」という、国家のプライドをかけた対立構造が生まれました。 2. 「文化の盗用」をめぐる争い これがネット上で最も炎上しやすい火種です。 両国は文化圏が重なっているため、どちらが「本家」かを巡って頻繁に喧嘩になります。 • バティック(ろうけつ染め): マレーシアが自国の文化として宣伝すると、インドネシア人が「それはウチの伝統だ!」と猛反発します。 • 料理や歌: 「サテ(串焼き)」や「ルンダン(肉の煮込み)」、さらには愛国歌に至るまで、「マレーシアがインドネシアの文化を盗んでいる」という主張(Claim)がSNSで繰り返され、**「Malays-ia」ならぬ「Klaim-asia」**と揶揄されることもあります。 3. 経済格差と労働者問題 • 出稼ぎ労働者: インドネシアからマレーシアへ、多くの人々が労働者として渡っています。 • 差別と不満: マレーシア側でインドネシア人労働者が不当な扱いを受けたり、虐事件が起きたりすると、インドネシア国内で大規模な反マレーシアデモが起こります。 逆にマレーシア側には「治安が悪化している」という偏見を持つ人もおり、感情的な溝が深まっています。 4. イスラム教の「色の違い」 同じイスラム教でも、そのスタンスに少し違いがあります。 • マレーシア: 憲法でイスラム教が国教と定められ、マレー系優遇政策(ブミプトラ政策)があるなど、政治と宗教が密接です。 • インドネシア: イスラム教徒が世界最多ですが、国教とは定めず「パンチャシラ(建国五原則)」に基づき、多様性(多宗教)を尊重する世俗的な姿勢を重視します。 まとめ:兄弟だからこその意地 両国の関係は、よく**「Abang-Adik(兄と弟)」**に例えられます。 「自分たちの方が歴史が古い(兄)」と自負するインドネシアと、「自分たちの方が経済的に豊かだ(兄)」と考えるマレーシア。 どちらが「兄」かを巡る兄弟喧嘩のようなものです。 余談: サッカーの国際試合でこの両国が対戦すると、ワールドカ決勝並みに頃気立った雰囲気になります。…