228:本当にあった怖い名無し:2006/07/18(火) 09:15:30 ID:b0dEY8yD0中学の夏休みの話(17年ほど前か)。 家族で実家(島根県)に帰ってて、掃除を手伝ってた。 掃除で出たゴミを、裏庭にあるゴミ焼き場(ドラム缶)で燃やす任務を、祖父より仰せつかった。 ゴミの中には古い本とかあって「なんだこりゃ」と興味を引かれた。 だけど、どれも中学生には難しい学問の本だったり、超能力もモンスターも登場しない、 ガキにはつまらない文学小説ばかりだった。 ここにあるという事は不要なんだろう。俺は片っ端から本を引き裂き、火にくべた。 そんな本の中で、異様に古い本があった。今みたいな本の閉じ方じゃなくて、穴を幾つか開けて、 それを紐でくくって閉じてるような奴。 よく分からない絵ばかり描いてあって、横にはミミズみたいな文字が添えられていた。 これまで見たホラー漫画やホラー映画よりも、気配が異なる怖さを感じたんだ。 だから思わず、そのまま火の中に投げ入れた。…