1: jinjin ★ TiRVDBNe9 2025-12-30 16:08:40 村上宗隆のメジャー1年目は「打率.231・30本塁打・WAR1.9」 米専門サイトが炙り出した“疑問”も飛ぶ和製大砲の可能性 果たして、NPBを席巻した和製大砲はメジャーの大舞台でどれだけの成績を残せるか。今オフにホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約53億7000万円)で契約した村上宗隆のパフォーマンスに期待が集まっている。 NPBでの最終年となった2025年の村上は、右脇腹痛など上半身のコンディション不良に悩まされ、56試合の出場にとどまった。 しかしながら、打率.273、22本塁打、47打点、OPS1.043、ISO.390と図抜けたパワーを発揮。とりわけ8月は圧巻で、出場した27試合で12本塁打を叩き出し、OPS1.041、ISO.390と規格外の打力を見せつけた。 夏場以降の数字だけを見れば、メジャーでも大きな数字を叩き出す予感はある。だが、米国内では、過去3シーズンでの三振率が向上傾向にある結果をふまえて、村上の確実性に対する懸念も渦巻いている。 米スポーツ専門局『ESPN』の報道によれば、複数球団のスカウトは「より高いレベルの投球に対する適応、守備、そしてどこまで打率を残せるかに疑問を抱いた」という。 ただ、データ上においては、何よりの“長所”であるパワーが「存分に発揮される」と示されている点は興味深い。野球にまつわるあらゆる数字を集計している米専門サイト『Fan Graphs』は、成績予測システム「Steamer」を利用して村上のメジャー1年目における打撃成績を算出。 加齢による成長と後退の影響、故障歴、トラッキングデータなど、さまざまな影響が要素された中で、主なスタッツはこうなっている。 出場試合:138 打率:.231 本塁打:30 打点:75 出塁率:.333 長打率:.458 OPS:.791 ISO:.271 三振率:28.7% WAR1.9 打率の低さと25年シーズンを上回る三振率の高さは気になるところだが、それを差し引いても余りあるパワーへの評価は、大きな期待の表れと言えよう。 仮に1年目で30本塁打超えを果たせば、松井秀喜や大谷翔平でも成しえなかった日本人選手初の快挙だ。 また、打撃・走塁・守備、投球での貢献度を割り出し、近年のMVP投票の指標ともなっているWARが、マイナスとなっていない点も好材料と言えよう。あくまでデータ上に過ぎないが、村上はチーム内でプラスの貢献をしていると評価できるためだ。 仮に「Steamer」の割り出した成績に近いか、それ以上の数字を叩き出せば、村上の“ルーキーイヤー”は十分に評価でき、新人王の獲得すらも現実味を帯びてくる。それだけにNPB最強スラッガーがどこまで成長するかは興味深く見守りたい。…