1: 匿名 2025/12/27(土) 12:49:00.04 ID:c60/K8u20● BE:609257736-2BP(7777) 中国の国内線航空便では、CCC(中国の強制製品認証)の「3C」ロゴが付いていないモバイルバッテリーの機内持ち込みが禁じられた。日本で流通する製品の多くにも3Cロゴはないため、中国国内における渡航時には機内に持ち込めなくなる。この規制を発表した中国民用航空局は、ANKER(アンカー)やROMOSS(罗馬仕)の一部製品の名前を挙げ、ANKERは7モデル71万台、ROMOSSは3モデル50万台弱と、合計で100万台規模のリコールが起きた。 もっと写真を見る リコールの原因は、採用していたApex(旧Amprius、無錫)が一部外注したリチウムイオンバッテリーセルに欠陥があり、爆発などの事故を引き起こすリスクがあったためとしている。同様の理由で他の複数のメーカーもリコールを行っている。 この大規模リコールは、メーカー、消費者、販売店を巻き込む事態となった。3Cロゴ取得にはコストがかかるため、偽のシールを貼り付けたり、刻印を施したりする業者の動きや、飛行機に乗らない人向けに販売したり、ギフトとしてばらまこうという動きが報じられた。 一方で、回収品を引き取り、新品を特別価格で販売するモバイルバッテリーメーカーや、空港で搭乗予定者が持つバッテリーを無料交換し、ユーザー囲い込みを図るEC大手の京東(JDドットコム)など、ピンチをチャンスに変える動きも見られた。今回のリコール騒動でもタダでは転ばない中国企業の対策事例は、企業によっては学びになる点も多いだろう。 モバイルバッテリーでの大規模リコールは、「爆発するかもしれない」という重大な品質問題が背景にあるからこそ実施されたものだ。一方、リコールにはならないが、スペック偽装は珍しくない。明らかに虚偽と言えるほど、カタログスペックと実際の性能がかけ離れたノンブランド製品が存在するほか、有名ブランドの製品でも、スペックを盛った製品は決して少なくない。…