
1: 匿名 2025/12/26(金) 11:45:53.09 ID:oPcBjIDx9 「テロの拠点になる」「町が乗っ取られる」 ムスリムのモスク(礼拝場)新設をめぐり各地で偏見による分断の危機 | AERA DIGITAL 2025/12/26/ 07:00 野村昌二 >> 目次 1ページ ・保守系の国会議員がXに投稿 ・インバウンド増加でモスクがキャパオーバーに 2ページ ・一部の問題行動が拡散されていく ・神奈川県藤沢市に抗議が到 3ページ ・日本国内で暮らすムスリムは約42万人 ・重要はのは「互いを知ること」 ムスリム(イスラム教徒)の礼拝の場であるモスクの新設をめぐり、排他的で偏見に満ちた言動がSNSを中心に過熱している。インバウンド訪日外国人客が増加し、そして外国人の労働力が欠かせなくなりつつある日本で、いま求められているものは何か。 「怖すぎる」 「御徒町が乗っ取られる」 「巨大モスクなんていらない」 東京都台東区上野3丁目の御徒町に建設中のモスクをめぐり、SNS上にこんな投稿が相次いでいる。 モスクは、ムスリム(イスラム教徒)にとって神と人をつなぐ礼拝の場。同時に、コミュニティーの交流や学びの場としても機能する、なくてはならない場所だ。台東区によれば、建物は「建築基準法に基づいて建てられている」という。それにもかかわらず、不安や反対の声が広がったのは、ある投稿がきっかけだった。 保守系の国会議員がXに投稿 10月上旬、保守系の国会議員が自身のXに「新築モスクが御徒町駅前に」として、「信仰の自由を無制限に認めていると、日本は蝕まれます。新たな規制の枠組みを作らねばなりません」などと投稿した。 これを機に、SNSに批判的な投稿が急増。台東区役所にも苦情が寄せられるようになった。 「残念で悲しいです」 そう話すのは、建設中のモスク「御徒町モスク(仮称)」代表のモハメッド・ナズィールさんだ。 スリランカの出身。40年ほど前の18歳のとき、同国で採れる宝石を売るために来日した。当時、御徒町にモスクはなく、ムスリムであるナズィールさんらは礼拝のたびに遠方のモスクにまで足を運ばなければならなかった。そこで仲間たちと資金を出し合い、2008年に台東区内に5階建てのモスク「マスジド・アッサラーム」を開設。ナズィールさんが代表になった。 インバウンド増加でモスクがキャパオーバーに 礼拝者は多い日で100人ほどだったが、7~8年前からインバウンドの増加に伴い、訪れるムスリムは急増した。多い日には約800人にのぼり、礼拝を3回に分けて行ったが対応しきれなくなった。 そこで世界各地に寄付を募り、マスジド・アッサラームの近くに新たなモスクを建設することにした。それが、「御徒町モスク」だ。9階建ての商業ビルで、4フロアがモスクになる。 ナズィールさんによれば、1階はコンビニやイスラムの戒律に沿ったハラルフードを扱う店、2階は日本食が食べられるフードコート、7階は博物館など、礼拝以外にも多くの人が利用できる建物になるという。 「モスクが完成すれば、旅行で日本を訪れる人たちも助かります。私たちは日本が大好き。この国をよくしようと、一生懸命考えています」(ナズィールさん) 一部の問題行動が拡散されていく そんなナズィールさんらの素直な思いがあるにもかかわらず、なぜ今、モスクをめぐり、こうした排他的な言説が拡散しているのか。 ナズィールさんは、日本に住む一部のムスリムによる問題行動や事件がSNSで拡散されることで、「ムスリムは怖い」「ムスリムは悪い」などの否定的なイメージが広がっていったと話す。 福岡県内を拠点に活動する「NPO多文化共生プロジェクト」(福岡市)代表の深江新太郎さんは、背景には「メディアとSNSの連鎖がある」と指摘する。 「過去にイスラム教徒によるテロが起きた際、新聞やテレビなどのメディアは『イスラム教徒』という属性を強調して報じてきたことがあります。その結果、ムスリムは過激な思想を持っているという印象がつくられてきました。それが、SNS時代になってさらに増幅されています」 (略) ※全文はソースで↓ >>…