1: 匿名 2025/12/14(日) 14:49:37.42 ID:??? TID:SnowPig 街を歩くと、いつの間にかハイヒールを見かけなくなった。 スニーカー人気全盛のいま、「老舗メーカーがハイヒールの量産終了に踏み切ったらしい」という趣旨のXの投稿が話題になっている。 変わりゆく靴文化の裏で、何が起きているのか。 今回は国産ハイヒールブランドの株式会社コメックス(COMEX)代表取締役・津山英樹氏に話を聞いた。 ハイヒール市場にとってコロナ禍が大打撃 ここ数年、女性の足元のトレンドは大きく変わった。オフィスでは「きれいめ×スニーカー」が一般化し、日常的にヒールを履く人は目に見えて減少している。 この10年の市場の変化について、株式会社コメックス(COMEX)代表取締役・津山英樹氏は、現状を率直に語る。 「10年前の売り上げを“10”とすると、コロナ前で“7”、コロナ以降は“4”ほどまで落ちました。靴専門店が減り、アパレル店が靴を扱うようになり、売り場の形が大きく変わったのも大きいですが、大打撃となったのはコロナ禍です。生活様式が一変し、通勤や冠婚葬祭の減少も重なり、市場は一気に縮小しました」(以下、「」内は津山氏のコメント) さらに、ファッショントレンドの “ラフ化”という大きな潮流もあるそうだ。 「20年ほど前、いわゆる平成では“きっちり決める”ファッションがブームで、ハイヒールに憧れる女性も多かったと思います。しかし今では、電車の中を見渡しても7センチのヒールを履いている方はほとんどいませんよね。 弊社は“引退したある平成の歌姫”に愛用いただいていたことでも知られているんですが、その方のライブやイベントがなくなったことで、ファンが憧れて同じ靴を履く──という流れも途絶えてしまいました。これは弊社にとっては、大きな痛手でした」 大手ハイヒールブランドの売り場でも、かつて主役だったハイヒール商品が後退し、売り場の半分近くをローヒール商品やスニーカー商品が占める光景が珍しくなくなった。 業界全体の揺らぎは、実はここ10年の話ではないと津山氏は指摘する。 つづきはこちら >>…