
1: 名無しのがるび 2025/12/03(水) 16:14:35.26 ID:wvi8PyB60● BE:582792952-PLT(13000) 新時代の幕開けを華々しく飾ったハード いまから31年前の1994年(平成6年)12月3日は、初代プステーションが発売された日。 プステーションは、ソニー・コンピュータエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)から発売された据え置き型ゲーム機。当時のゲーム業界はおもに任天堂、セガ、NECホームエレクトロニクスといったハードメーカーがしのぎを削る激戦をくり広げていた時代。そこへ天下のソニーがすごいマシンを引っ提げて乗り込んで来たのだから、ゲームファンが注目しないわけがなかった。 業界では新参者ではあったが、最初から異例とも言える注目を集めていたのを覚えている。セガサターンの発売(1994年11月22日)からわずか10日後の登場だったこともあり、どちらのハードを買うかで悩み抜いたユーザーも多かったのではないかな。 ゲームファンが大いに注目していたのは、やはりプステーションの3D表現の性能。当時のゲーム機は3Dで描画するための性能がなく、特殊なチップをソフトに搭載して擬似的に作り出すなどしなければならなかった。しかし本機は、単独でテクスチャーマッピングを施した3Dグラフィックを実現。美麗で、しかも高速で滑らかに動く立体的な映像には、多くのユーザーが大きな衝撃と感動を覚えたのではないだろうか。 おそらくデモ用として作られたものだったと思うが、PSの発売前にティラノサウルスが動き回る映像が公開されたときは、筆者は家庭でこんなゲームができるわけがないと思ってしまったほどだった。 ローンチタイトルはいくつかあるが、なかでも『リッジレーサー』のインパクトはすさまじかった。アーケード版『リッジレーサー』はゲームでテクスチャーマッピングを施した最初期のゲームで、映像の美しさは折り紙付き。そんな最先端のゲームが登場から約1年で、プステーションで遊べてしまったのだからすごいやら、ありがたいやら。少々現実離れ気味ではあったが、ドリフトの爽快さはゲーム随一。いっさいスピードを落とさずにコーナーに飛び込んでドリフトで切り抜けるという荒業もかっこよかった。 以降、しばらくはナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)のレースゲームが、プステーションシリーズのローンチタイトルとして定番となっていった。…