1: バイト歴50年 ★ LXP7noMq9 2025-12-02 07:02:38 物価高(インフレ)を背景に、国の税収が右肩上がりに増えている。2025年度の国の税収(一般会計)は80兆円を超え、6年続けて過去最高を更新する見通しだ。物価高が本格化する前の21年度比で13兆円増える。企業業績の好調に加え、インフレも一役買っている。 税金は、消費や所得におおむね一定の率でかかる。インフレで企業の売り上げや利益が膨らめば、税収増につながる。実際、政府の税収は、物価の影響を含む名目GDP(国内総生産)の伸びと歩調を合わせて増えてきた。 一方、歳出は高齢化にともなう社会保障費などをのぞき、名目GDPほどは伸びておらず、「この差の分だけ、基礎的財政収支が改善してきた」(内閣府幹部)。 物価上昇でお金の価値が下がると、政府の借金の返済負担が実質的に軽くなる効果もある。3月の経済財政諮問会議で東大大学院の渡辺努教授(当時)は、インフレ率が0%から2%に移行すれば、「政府は180兆円の利得を手にする」との試算を示した。…