転載元: それでも動く名無し 2025/11/03(月) 18:59:48.54 ID:JfT9ewPv0 長年にわたって守備範囲の広い遊撃でプレー。スローイングには自信があったが、三塁守備では遊撃のように「足使っちゃうと間に合わないんですよね」。いろいろな人から教えてもらっているうちに徐々に慣れていったという。 アドバイスを受けたなかには、特に印象に残る人がいる。ある年の球宴だった。「お前、サード分かってねーな」と声をかけてきた人物が。当時中日の監督を務めていた落合博満氏(71)だった。現役時代にNPB史上唯一3冠王を3度獲得したことで知られる天才打者の落合氏だが、内野の複数ポジションを経験した名手でもある。 2: それでも動く名無し 2025/11/03(月) 18:59:58.25 ID:JfT9ewPv0 「分かってねーなっていうんだったら教えてくださいよ」。そう言い返した宮本氏の訴えを受け入れた敵将。「(体の)向きから。こういうふうにして向いてるけど、とか。バッターに対してとか、ラインに対してとか、いろいろ話し合ったんですけど。で、僕の中でちょっとアレンジして。基本的には三塁線を消して、正面から左のゴロをしっかりさばこうというところに結論は至ったんですけど」。 その後も“禁断の師弟関係”は密かに続く。 「ナゴヤドームでサード守ってて、延長線上に落合さんがいらっしゃるわけですよ。で、僕が分からないように“これで大丈夫ですか?”ってマルつくったりとかして。そしたら、腕組みして足組んでらっしゃるじゃないですか、落合さん。ちょっとうなずくんですよ。敵の監督にちょっと教えてもらってたっていうね…」…