982: 名無しさん@お腹いっぱい。 2018/10/11(木) 19:06:34.72 ID:Tt42xHwoB ずいぶん前、2年ほど前のことだが。思い出せるだけ思い出して書くけど、多少創作ってか脳内変換あるかも。某地方都市の某大学を卒業間際のこと。運よく在学中に資格も取れ、就職も決まっていた俺。だらだらとレポートを書いたり書かなかったりしていた、大学生活最後の11月。田舎から、2才年上の従姉()が、就職活動するから一週間ほど泊めて欲しいと電話をしてきた。家から数分の所に住む俺の母の兄の娘のイト子は、まるで姉弟のように小さな頃から俺を可愛がってくれていた。地元に近い短大を出たイト子は、地元でおじさん(イト子父)の仕事を手伝っていたが、自立するために仕事を探し始めたとのこと。全く里帰りをしないでバイトと勉学に励んでいた俺は、ほぼ4年ぶりに合うイト子を、夕方の寒空に凍えながら駅まで迎えに行った。黒のスーツに大きな風呂敷包みを抱えた姿で現れたイト子を、改札口辺りで認めた。本当に久々に会ったイト子は、なぜかとてもとても可愛く見えた。黒髪ロングにポニテ・・・しかもメガネ。ドが付くストライクだ。ホームから出てきたイト子に震える声で「お久しぶり」と声をかけた。「俺くん、かっこよくなったねー」と、いつの間にか大きさの割りに軽い風呂敷包みを手渡されていた。「なにこれ?」「それ、おばさま(俺母)から」中には、大量のマチャンダブルラーメン。いわゆる袋ラーメンである。こんなもの、こっちでも買えるのにと苦笑しつつも、母の愛を受け取った。イト子と談笑しながら駅地下の駐車場へ。地下鉄を乗り継ぎ、ボロアパートへ向かう。アパートを見上げたイト子は、「すっごいボロだねww」と笑う。こんなに可愛い人だったのかと、改めて思う。…