
編集元: 今までにあった修羅場を語れ【その10】425: 2015/05/13(水)13:31:38 ID:Emr 幽霊なんて信じてないんだけど、ある日、明らかに姑の幽霊にしか見えないものが部屋の中にいた。1年前、壮絶な嫁姑争いの最中に、事故であっさり亡くなってしまった姑。文字通り流血沙汰を何度か起こされて、裁判寸前まで行って絶縁した。葬式にも行かなかったくらい嫌いだったもんで、半透明であっても姑がそこにいる!と認識した瞬間にかーっと血が上って、そばにあったファブリーズを、かけるんじゃなくて本体ごとぶん投げてしまった。ファブは姑をすり抜けて壁にぶつかって落ちたんだけど、明らかにビビってる雰囲気を出してきたので「クソババアーーー!死んでまでも絡むたぁいい度胸だこんちくしょーーー!」とがなったらなんか言いたげな顔して、すっと消えてしまった。そういえば、ちょうど先日が一周忌だったなと思い出し、墓が遠方なので仏壇のほうに文句言いに行ってやると義実家に出かけたら、舅が「嫁ちゃん、これ・・・」と私宛の封筒を差し出してきた。姑の残した本に挟まっていたのを、偶然見つけたらしい。舅の前で開封して読んでみたら、謝罪と私に危害を加えた理由が書いてあった。どうも、舅は私の姉(6歳上)と不倫してた時期があるらしい。舅と私父は同じ会社の同期入社、同じ趣味で仲がよく、しょっちゅうお互いの家に泊まったりしてた。んで、姉が20歳になった頃に一線を越えてしまい、その後も姉が結婚する少し前まで関係があったそうだ。私と夫は幼馴染で自然と交際→結婚となったので、2人の仲を反対するのも気の毒だと結婚を受け入れたのだけどその後、50代半ばで若年性アルツハイマーと欝を発症し、姉と瓜二つの私を見るたびに正気を失ってしまったと。(このとき私たちと同居してたのも、今にして思えば悪かったのかも)便箋には診断書も添付してあって、他害が出ているので一日も早く入院を、という趣旨のことが書いてあった。だけど舅が反対して困るので(頭おかしい病院に身内が入るなんてと、通院もろくにさせなかったらしい)、なんとか早く入院して、嫁子ちゃんに迷惑をかけないようにしたいとあった。この手紙は正気のときに書いたらしいが、文字が震えて半分くらいしかまともに読めなかった。若くして母親を亡くした嫁ちゃんのお母さんになろうと頑張っていたのに、どうしてこうなってしまったのか。狂ってるときの自分がこれを見つけたらきっと破いてしまうから、わかりにくい場所にわざと隠す。どうか誰かが見つけてくれますように。ということが末尾のほうに書いてあった。念の為、舅に真実かどうかを確認したら全面的に認めたので、ふざけんなと舅をぶん殴って出てきた。その足で姑の墓まで出向き、泣きながら土下座してきた。姉もコロしてやろうかと思って姉宅に行ってきたけど、生まれたばかりの甥を見たら気力がなえた。こちらにも念の為に事実確認したら、昔の話だとあっさり認めた。やっぱり不倫なんてするやつはどっかおかしいんだと思う。「旦那にバラされたくなければ、さっさと姑の墓に謝って来い」と言ったけど、骨盤がずれてどうこう騒ぐのでとりあえずこっちもぶん殴って帰ってきた。先日夫と一緒に義実家を急襲して、姑の位牌を持ち出して、うちで新しく買った仏壇に移した。本当はお骨も持ち出したいけど、経済的に新しいお墓を用意する余裕がないし、姑実家のお墓にはわけがあって入れられない。だけど将来舅が入るであろうお墓に姑を入れておくのはあまりに可哀想でならないから、なるべく早いうちになんとかするつもり。…