1: ネギうどん ★ QH5MbZuh9 2025-10-23 11:22:03 巨人は22日、今オフの岡本和真(29)のポスティングによるメジャー挑戦を容認することを発表した。本人と吉村禎章・編成本部長(62)が同席の上で会見を開いたもの。巨人がポスティングを認めたのは、山口俊(2019年オフ)、菅野智之(2020年オフ)に続き3人目。本人の意思に沿った決断かもしれないが、巨人OBでヤクルト、西武で監督を務めた広岡達朗氏(93)は「巨人は引き留めようとしなかったのか。岡本に、不可抗力とはいえ、3か月間怪我で戦力にならなかった責任と育ててもらったチームへの恩はないのか」と憤慨した。 (略) 来季の4番候補が見つかっていない状況で巨人が岡本のポスティングを容認した衝撃ニュースに怒りの声をあげたのが重鎮OBの広岡氏だ。 「考えられん。岡本は本人にまったく罪はないとはいえ怪我で丸3か月戦力にならなかった。本人の意思を尊重する時代なのかもしれないが、たとえ不可抗力であったとしても戦列を離れて優勝を逃した責任と、育ててもらったチームへの恩を感じて、もう1年だけジャイアンツで頑張って来年優勝してからメジャーへというような気持ちにはならなかったのか。そして巨人はなぜ本気で引き留めようとしなかったのか。今はポスティングで球団に大きなお金が入るから、“FAの前に”とでも考えたのだとしたら寂しいな」 ESPNなどは、岡本の“値段”について「5000万ドル(約75億円7000万円)以上の契約は十分に現実的」と報じている。そうなると巨人に入るポスティングフィーは約20億円。岡本は来年オフには海外FA権を取得するため、あと1年待てば、巨人にその20億円は入らなくなる。 さらに広岡氏は、こう続ける。 「今年は泉口がショートのレギュラーを取った。中山という選手も出てきた。リチャードも外角球への対応がちょっとできるようになって進歩も見られた。若手に可能性はあるが彼らに4番は打てない。外国人に頼るんことになるのだろうが、今の12球団を見渡して中軸を立派にこなしている外国人は日ハムのレイエスだけ。新外国人に期待をすべきでもないし、岡本に代わる選手はいない。来年も4番は不在だ。今年も岡本がいない間に、4番も含めて打順がコロコロと変わった。1番から5番まで打線を固定できた阪神との決定的な違いがそこだ。来年もそうなるなら、まず勝てない。来年どころか、当分の間、巨人は優勝できない。今回の一件は、ジャイアンツという組織の脆弱さを如実に示した」 広岡氏はそう言って嘆いた。 そしてメジャー隆盛の風潮にもこう釘を刺す。 「日本の財産、宝のような選手が次から次へとアメリカへ行く。日本のテレビ局もメジャーのニュースばかりを流す。子供達も憧れはメジャー。メジャーのスカウトも3Aや2Aから掘り起こすよりも日本で見つけた方がいいと、年中、日本に来て目を光らせている。今や日本プロ野球はメジャーのマイナーリーグと化しているではないか。球場に観客は入っているが、このままでいいのか。今のままではスターは育たない。日本のプロ野球がダメになる。コミッショナー、そして各チームのオーナーは、もう一度、現状をみつめ直して、ポスティングのルールも含めて、何か手を打たねばならないのではないか」 岡本のポスティング申請は11月1日以降に可能となり、メジャー機構が承認した後に、45日間、メジャー全球団が交渉できる。 (文責・駒沢悟/スポーツライター) 全文はソースで…