脳科学者・茂木健一郎氏は、AI時代において「Pythonができても意味がない時代」が到来し、文系の感性が重要になると主張。米中主導のAI開発競争の中、日本の強みは海外AIを現場に実装する「AIゼネコン」のような調整力にあると指摘。単なるコーディングスキルより、生きがいや違和感といった人間の感性を扱う力が求められる。文系人材はAIの限界(ブランド理解や倫理的判断)を補う役割を担い、複雑な社会実装で活躍。Pythonはツールに過ぎず、課題解決力や創造性が本質的な価値に。日本のIT企業は丁寧な実装力を生かし、AIと人間の共存を推進すべきだと強調。茂木氏は、文系の視点がAI時代に逆襲すると予測する。…