1: WATeR ★ NWIYt5069 2025-10-13 12:44:12 【AFP=時事】イスラエル占領下のパレスチナ自治区ヨルダン川西岸にあるパレスチナ人の村で10日、オリーブの収穫を取材中のAFPカメラマンが、イスラエル人入植者の襲撃に巻き込まれ負傷した。 ヨルダン川西岸ナブルス市を拠点とするパレスチナ人カメラマン、ジャファー・アシュティエ氏は、「30年のキャリアで、このような暴力に直面したのは今回が初めてだ」「どうにか逃げることができたが、逃げられなかったら殺されていただろう」と語った。 イスラエルは1967年からヨルダン川西岸を占領している。イスラエル人入植地は今も拡大し、入植者による暴力は激化している。 アシュティエ氏は、ベイタ村でのオリーブの収穫を取材していた。特に収穫期に度重なる入植者の襲撃に悩まされる住民を支援するために駆けつけていたイスラエル人および外国人の平和活動家たちの活動に重点を置いて取材していたという。 10日正午すぎ、こん棒や石で武装した二つのイスラエル人入植者グループ(総勢70人ほど)が、現場にいたオリーブ収穫作業員とジャーナリストを襲撃した。 アシュティエ氏は背中、腕、手に複数の投石を受けた。同日午後に退院したが、今も打撲傷に苦しんでいる。 入植者たちはオリーブ畑から少し離れたところに止めていたアシュティエ氏のものを含む車数台にも投石、放火した。 アシュティエ氏によると、襲撃前に現場にいたイスラエル兵は、入植者の進撃を阻止するどころか、オリーブ収穫作業員と平和活動家に向けて催涙ガスとゴム弾を発射し、追い払ったという。 AFPのグローバル編集長、メフディ・レブアチェラ氏は、「この非道な襲撃を強く非難する。ヨルダン川西岸で活動するAFPのジャーナリストの労働環境がますます危険になっていることを改めて示すものだ」と述べた。 「われわれはイスラエル軍に対し、職務中のジャーナリストの保護を徹底するだけでなく、加害者を裁判にかけることを強く求める」と付け加えた。 AFPはこの事件についてイスラエル軍にコメントを求めたが、回答は得られていない。 パレスチナ保健省によると、10日にベイタ村と近隣の村々が入植者による攻撃を受け、36人が負傷した。銃撃で負傷した2人を除き、大半が軽傷または中等度の負傷だった。【翻訳編集】 AFPBB News パレスチナ自治区ヨルダン川西岸にあるパレスチナの村ベイタで、イスラエル人入植者による襲撃中、毎年恒例のオリーブ収穫シーズンに集まったパレスチナ人に投石する覆面の男。後ろに立っているのはイスラエル兵(2025年10月10日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News…