230:プリンはのみものです。2016/08/03 18:39:38.07ID:INDZNhB8.net姪が神経芽腫になり、長期入院している。抗がん剤が尽く効かないため、手術も出来ない。絶望の中で兄夫妻が選択したのは、ほぼ治る見込みのない治療の副作用で苦しむよりもまだ元気のあるうちに自宅へ帰って少しでも楽しい思い出を残すことだった。難病の子供たちの願いを叶えてくれるプログラムを活用し、TDLへ行くことに決めた。こちらの必要経費はほぼ無し、アトラクションも優遇してくれるというその制度を聞きつけ、ママ友の一人が「うちの子も一緒に連れて行って欲しい」と言い出した。流石に無理だと断っても、一度は引き下がるがまた頼み込んでくる。何回かそのやりとりを繰り返した末に、相手が言い放った。「うちの子をしょっちゅう泣かせたり怪我させたりしたクセに、少しの幸せもお裾分け出来ないの」確かに姪っ子は女の子なのにわんぱくで、おもちゃの取り合いで相手の子と喧嘩して泣かせたり、軽い怪我を負わせたりしていたそうだ。でもその都度ちゃんと謝罪して、ギクシャクすることもなくここまできていた。兄嫁は絶句して言い返せず、ボロボロ泣きながら帰って来た。小児がんの子供のどこが幸せなんだろう。どうやってお裾分けしろっていうんだろう。覚悟を決めてから滅多に泣くことのなかった兄嫁の真っ赤な目を見て、ママ友にサツ意沸いた。神経が分からん、っていうか神経がないんだな。人間じゃない。…