0309おさかなくわえた名無しさん2013/12/18(水) 17:12:49.65ID:hSNF5aW8近所に住む友人Aが早世した。親戚が少ない奴だったし、A親も心ここにあらずって感じで、俺はA家で手伝いをしてた。 遠くに住んでた友人Bも、着の身着のままって感じで駆けつけてくれて、バタバタしながらも、何とか葬儀を執り行うことができた。 告別式が終わって、いよいよ出棺。Aの棺に蓋がされて、一人一人が釘を打ち付けて下さい、打った人はそのまま霊柩車のほうへ向かうよう言われた。 俺の後に、Bが続いて釘を打って、霊柩車へ移動中。 背中越しにも、Bが俯いているのが分かった。読経の時も、ずっと顔を俯かせてたので、大丈夫か?と声をかけようと、振り返ったとき。 Bの口元が、笑ってた。 悲しいときに、ハッて笑いたくなる時もあるけど、そうじゃなくて、嬉しくて嬉しくて仕方ないって感じの笑顔。 とてもじゃないけど、Bに話しかけられなくて、何事も無かったふうにして、その後の流れをこなした。 できるだけ、Bの隣にならないようにしてたんだけど、最後に、Bと二人だけで帰ることになってしまった。 時間が経って冷静になったのか、Bには怖いというより、不謹慎だろ、という怒りでいっぱいだったので、Bに、お前、笑ってただろ、と責めた。 そしたら、Bは、斎場で見たときと同じ感じで、また笑った。…