1: Ikhtiandr ★ 2025/04/02(水) 13:28:02.66 ID:xWcnNcN0 BE:456446275-2BP(1000) 私たちはなぜ眠り、起きるのか?睡眠は「脳を休めるため」ではなかった?生物の“ほんとうの姿”は眠っている姿? いま、気鋭の研究者が睡眠と意識の謎に迫った新書『睡眠の起源』が、発売即3刷と話題になっている。 「こんなにもみずみずしい理系研究者のエッセイを、久しぶりに読んだ。素晴らしい名著」(文芸評論家・三宅香帆氏)、「きわめて素晴らしかった。嫉妬するレベルの才能」(臨床心理士・東畑開人氏)といった書評・感想が寄せられるなど、大きな注目を集めている。 生き物の体を形作っているのは、細胞である。例えば、ヒドラの体は数万個程度の細胞によって構成されている。胴体も触手も、細胞が集まってできている。刺激を感知して発射される刺胞も、刺胞細胞という一つの細胞なのだ。 生物を研究すること、それは細胞を研究することでもある。細胞を研究するには、細胞を視ることが不可欠だ。しかし残念なことに、細胞を肉眼で見ることができない。私たちの視力の最小分解能が、100マイクロメートル(1ミリメートルの10分の1)程度であるのに対し、細胞の大きさがそれより小さいからだ。 17世紀後半、オランダで織物商を営んでいたアントニ・ファン・レーウェンフックという人物がいた。レーウェンフックは、洋服の生地の品質を確認するために、ルーペを用いていたが、もっと細かな構造を見ることはできないだろうかと考えた。そんな彼は、小さなガラスの球体を磨き上げてレンズにし、とても簡素な顕微鏡をつくり上げた。一見すると、ルーペと変わらないようにも見えるが、顕微鏡の倍率は300倍ほどもあったという。 レーウェンフックは、科学者ではなかったが、強い探求心をもっていた。自作した顕微鏡で彼が観察したのは、洋服の生地だけではなかった。水たまりの水を採ってきては、その中にいる小さな生き物たちを観察し、ときに動物の血液や歯に付着している歯垢まで、ありとあらゆるものを見た。肉眼では見ることのできない“小さな世界”を目の当たりにしたのだ。彼は発見した微生物をanimalculesと呼び、論文として報告した。今日、レーウェンフックは“微生物学の父”と呼ばれている。 彼が1702年に残した文章には、ある生き物の精密なスケッチが添えられている。細長い胴体に、触手をもつシンプルな体のつくり。触手には、刺胞が備わっている。そう、それこそが、ヒドラである。 レーウェンフックは水辺でヒドラを見つけ、つぶさに観察した。胴体を伸び縮みさせ、ときに触手を動かすヒドラの様子が記されている。それだけではない。彼の観察眼は、科学者さながらだった。 ヒドラが、どのようにして殖えるのか──。オスのヒドラとメスのヒドラがいるわけではなく、一匹の親ヒドラの胴体から、子のヒドラが新枝のように出てきて成長し、分離していく。彼は、そんな記録を残した。ヒドラという生き物は、“微生物学の父”によって見出されたのだ。 ※続きは元ソースでご覧ください Livedoorニュース/現代ビジネス 2025年3月31日 7時0分 引用元: ・【ヒドラ】1400年以上生き続けると言われる「不老不死の生物」をご存知ですか? [Ikhtiandr★]…