インターネット上で公開された漫画『脳外科医竹田くん』の作者である男性が、登場人物のモデルとなった医師に対し、名誉毀損の損害賠償義務がないことを確認する訴訟を3月5日に大阪地裁に提起。 11日に記者会見を開き、提訴の理由を説明した。 同作は2023年1月から連載され、公立病院での医療事故とその対応を描いたもの。 モデルとされた医師は、漫画が名誉毀損に当たるとして発信者情報開示を請求し、作者の個人情報を取得。 さらに、SNS上で「刑事告訴を検討」と発信していた。 一方で、この医師は2020年に神経を誤って切断し患者に後遺障害を負わせたとして、2023年12月に業務上過失傷害で在宅起訴されている。 作者側は「漫画には公益性・真実性があり、名誉毀損は成立しない」と主張。 問題とされたのは140話中4話のみであり、その内容も医療事故に直接関係していないと指摘した。 また、作者は被害者の親族であり「事件の風化を防ぐために漫画を描いた」と説明。収益は得ておらず、書籍化の提案も断っているという。 ※詳しくは上記リンクより 関連記事…