2030年のコメの輸出量を35万トンに伸ばす目標を設定する方向で、農林水産省が検討していることが11日、分かった。 昨年実績(4.5万トン)の約8倍となる。与党との調整も踏まえ、月内に策定する新たな食料・農業・農村基本計画に盛り込まれる見通しだ。 石破茂首相は先月26日の衆院予算委員会で「コメの輸出というのは今までそんなに多くなかったが、政府として大々的に展開していきたいと思っている」とコメの輸出拡大に意欲を示していた。輸出向けに生産を拡大し、国内で不足した場合は国内に振り向けることで、24年夏に店頭で見られた極端な品薄の再発防止にもつなげる。 ただ、今後大幅に輸出量を増やす必要があるため、実現できるかは不透明だ。コメは国内で価格高騰に歯止めがかからず、代表的な指標となっている東京都区部のコシヒカリ(5キロ)は2月、4363円と過去最高を更新した。 ※詳しくは上記リンクより 関連記事…