1: 七波羅探題 ★ 2025/02/12(水) 07:09:44.69 ID:klnZl/LQ9 Yahoo!オリジナル記事2/11(火) 20:01 2025年2月1日、JR北海道の宗谷本線の線路上に人為的な雪の塊が置かれ「宗谷ラッセル」と呼ばれるラッセル除雪車が現場に急停車したことは筆者の記事(「撮り鉄」が線路上に雪の塊? 緊急停車の「宗谷ラッセル」は、なぜ「撮り鉄」を熱くさせるのか)でも触れたが、ここでまた「撮り鉄」のマナーが注目を集めている。 鉄道写真を趣味とするいわゆる「撮り鉄」。マナーを守って写真撮影を行っている方も多い中、一部のマナーの悪い「撮り鉄」たちの行いがニュースになることもしばしばある。今回の「宗谷ラッセル」騒動については、報道によると迫力のあるラッセル車を撮影するために、付近にいた「撮り鉄」が人為的に雪塊を置いたのではないかと関与が疑われており、2019年にも同様の被害があったという。 「撮り鉄」が話題となったニュースで記憶に新しいのは、2024年11月7日夜に横浜駅で発生した横須賀線E217系ハイビーム騒動だ。横須賀線のE217系電車は、新型のE235系電車への置き換えが順次進んでおり、引退が決まっている。E217系には、車体の帯の青色部分が薄い新塗装車と、青色部分が濃い旧塗装車の2種類のカラーバリエーションが存在するが、このうち普段はなかなか走らない旧塗装車走行の目撃情報がX(旧ツイッター)で拡散されたことにより、横浜駅に50名ほどの「撮り鉄」が終結。その中で、一部の「撮り鉄」が、黄色い点字ブロックの外側にはみ出すなどのマナー違反を行ったことから、駅員が注意喚起を行ったものの、改善が見られなかった。 ニュース映像を見る限りでは、注目のE217系旧塗装車はハイビームのまま、横浜駅に入線し、その後、駅員が「撮影ルールを守っていただかないとハイビームのままですよー」とアナウンス。それに激昂した「撮り鉄」が「バーカ!」「うるせえマジで!」「迷惑!」などと罵声を発することになった。これは、「撮り鉄の側が、JR東日本に対して車両の撮影に配慮してロービームにすることを当然のように考えていたものの、それが叶わなかったことに対して激昂し罵声を浴びせる」という極めて自己中心的な振る舞いである。 「撮り鉄」たちを激昂させるのは、電車のハイビームが写真撮影をする際に光が散ってしまい、車両全体がきれいに写らなくなる原因になることである。彼らには、自分がどうしても撮影したい「理想の構図」というものがある。その「理想の構図」とは、鉄道ファンにとっては、鉄道雑誌などで「お手本」とされるメジャーな構図であるが、そうした「お手本」通りの撮影ができないことに「憤慨」してしまう「撮り鉄」は少なくないようである。 しかし、鉄道写真撮影の現場は、ハイビームだけではなく乗客の写り込みや対向列車の被りなど、「お手本」通りの撮影が難しい状況となることも多々あるのが現実だ。筆者は、先日、群馬県の信越本線を走る安中貨物が、この3月限りで運行を休止するということで、安中駅まで撮影に行ってきた。安中駅に貨物列車が到着するのは、日が落ちた17時過ぎで、貨物列車の先頭に立つEH500形電気機関車はハイビームのまま駅に入線してきた。その後、貨車を引き取りに来た東邦亜鉛の機関車もハイビームで入れ替え作業を行っていたが、列車の安全運行や入れ替え作業の妨害につながることから、きれいな車両撮影を行いたいという自身の欲求のためだけに、鉄道会社に対してロービームを要求することは言語道断だ。 現実のままハイビームで走行する鉄道車両を撮影することも、時代の良い記録になるのではないだろうか。 引用元: ・【撮り鉄】横浜駅で有名になったハイビーム騒動 電車のハイビームは、なぜ彼らを激昂させるのか [七波羅探題★]…