1 年収は300万円以下、本当に稼ぐべきは月10万円、50代で仕事の意義を見失う、60代管理職はごく少数、70歳男性の就業率は45%、80代就業者の約9割が自宅近くで働く――。 「働かないおじさん」問題などが話題になることがあるが、中高年の仕事観に何が起きているのだろうか。 〈落ち込みの谷が最も深いのが50代前半である。この年齢になるとこれまで価値の源泉であった「高い収入や栄誉」の因子得点もマイナスとなり、自分がなぜいまの仕事をしているのか、その価値を見失ってしまう。 定年が迫り、役職定年を迎える頃、これからの職業人生において何を目標にしていけばいいのか迷う経験をする人は少なくない。〉(『ほんとうの定年後』より) データから明らかになるのは、50代が大きな転機になるということだ。 定年後をどうするかは、50代をどう生きるか、という問題でもあるのかもしれない。 全文は下記 3 割に合わないから 4 働かなくても食っていけるからでは?…