1. 匿名@ガールズちゃんねる 男性の日記によると、異変が起きたのは21年12月21日。午前7時半に起床のチャイムが鳴ったが、毎朝の点呼が始まらずやけに静かだった。けげんに思っていると、いきなり廊下から階段につながるドアが開き、大勢の刑務官の靴音が所内に響いた。 廊下の奥から、黒いジャンパーに青いスリッパ姿の男性収容者が、7人ほどの刑務官に囲まれて歩いてきた。肩を小さく丸めながら通り過ぎる収容者と、「目が合ったような気がした。がっくりしているように見えた」 夕方、法務省が3人の死刑執行を発表したことを伝えるニュースがラジオで流れた。うち1人が、兵庫県加古川市の7人刺殺事件で死刑が確定し、大阪拘置所に収容されていた藤城康孝元死刑囚=執行当時(65)=だった。朝に目にした収容者と思われる名前を初めて知った。「おそろしいとこや、ここは。絞首されてる時に、俺らは何も知らんと、のんきにメシを食ってる」「通り過ぎる光景が忘れられへん」。男性は翌日の日記にこう記した。 2025/05/25(日) 23:17:48…