1:首都圏の虎 ★:2024/01/19(金) 13:20:10.83 ID:40dDcBoB9.net 運転手の残業規制が強化される「2024年問題」を4月に控える中、全国のバス会社の99%で運転手が不足していることが、一般財団法人「地域公共交通総合研究所」(岡山市)のアンケートで分かった。対応策として各社は減便や路線廃止を検討しているという。 調査は昨年11月、全国308のバス会社を対象に実施し、68社から回答を得た(回答率22%)。このうち、67社が運転手が不足していると答え、全体の99%を占めた。 不足している運転手の数は10人未満が最多で46%、20人まで含めると全体の76%を絞め、30人以上も16%に上った。 対応策として、採用強化など以外の検討状況(複数回答)を尋ねたところ、47%が減便を、34%が路線廃止をそれぞれ計画していることを明らかにした。その多くが、すでに地元自治体と協議中だった。 バスなどの運転手をめぐっては、4月から残業上限が年960時間にするなどの規制が適用される。一方で、大阪府富田林市の金剛バスが先月、運転手不足と利用者減を理由に全路線を廃止するなど、地域交通サービスの限界が表面化している。 日本バス協会は令和4年の調査で、5年度の運転手は約11万1千人で約1万人足りず、12年度には約3万6千人が不足すると推計。大型2種免許保有者の高齢化や新規取得者の減少、長時間労働・低賃金といった負のイメージが背景にあり、担い手確保が急務となっている。 同研究所は、運転手不足の解決策として、他産業より低い待遇の改善や、運賃の引き上げのほか、国や自治体が車両などを持ち民間が運行を担う「公有民営」への転換などを提言している。…