
引用元: それでも動く名無し 2025/09/12(金) 10:20:05.73 ID:0FlFmNUH0 〈ザクザクカレーパンという名物になる商材も開発した。(中略)コンビニのパンよりもクオリティが高く、種類も多い。そんな理由もあり、パン食の人に浸透してしまえばこっちのものだった。〉(「小麦の奴隷」HPより引用) この堀江氏の言葉通り、研究を重ねて試行錯誤の末に完成させたという、同チェーンの看板商品である『ザックザクカレーパン』は、発売からわずか3ヵ月で1万個を売り上げる人気商品に。カレーパングランプリでも4年連続・金賞受賞するなど、話題性も非常に高かった。 くわえて、当時は世間的にまだ根強い人気を誇っていた高級食パンの領域も、「小麦の奴隷」はしっかりとカバーしていた。 それが、同チェーンで隠れた人気を誇る『プレミアム奴隷「生」食パン」。生クリーム、ハチミツ、練乳、バターを練り込んだ生地が特徴的で、「何もつけなくても美味しい」との評判で、一斤650円という価格設定ながら、カレーパンと共に飛ぶように売れていたという。 このように、高い知名度を誇るホリエモンが“発案した”という《影響力》、こだわりのつまった《商品力》、さらには、意図的に地方での出店を主とすることによる《競争力》と、三拍子揃ったのが、この「小麦の奴隷」だった。 ところが、だ。ここへきて同チェーンの閉店が相次いでいるという。 2: それでも動く名無し 2025/09/12(金) 10:20:16.13 ID:0FlFmNUH0 「小麦の奴隷」の閉店について、店舗のX公式アカウントなどで確認できるだけでも、当別店(北海道)が6月30日、平野店(大阪府)が7月31日、仙台若林店(宮城県)が8月31日、苫小牧店(北海道)が9月30日と、毎月1店舗以上のペースで閉店を余儀なくされている。 また現在、公式HP上で表示される店舗の数も56しかない。前述の通り、ピーク時には124店舗あったことから、実に半数以上が撤退に追い込まれていることがわかる。つまり、あのホリエモンですら「高級食パンブームの衰退」という荒波を乗り切ることはできなかったわけだ。 ここであらためて高級食パンブームとは何だったのか、考えてみたい。どのようにしてブームは起こり、なぜ定着しなかったのか――。数多くの飲食店を手掛けてきた経営コンサルタントの大久保一彦氏に聞いた。…