1: 田杉山脈 ★ 2023/08/26(土) 23:03:35.13 ID:ZkFG1/3S 自動車業界は完全な電気自動車(EV)化の動きが急激に進むが、ガソリンエンジンと電気モーターを併用するハイブリッド車(HV)は思いのほかしぶとく生き残るかもしれない。 フォード・モーターは最近、今後5年間でHVの販売を4倍に増やす計画を公表。同社のほかトヨタ自動車やステランティスなど大手が、向こう5年間に米国で生産・販売するHVは数十万台規模に上ると予想されている。 各社は、より持続可能な交通手段を目指しながらも一気に完全EV化する準備が整っていない個人・法人顧客向けに対し、代替手段としてHVを売り込んでいる。 ニューヨークを拠点とする投資マネジャー、インガルス&スナイダーのシニア・ポートフォリオ・ストラテジスト、ティム・グリスキー氏は「HVは多くの米国人にとって実に役に立つ」と話した。「HVは完全EVに代わる素晴らしい選択肢であり、多くの顧客向けに売りやすい」という。 完全EVに対する消費者の需要は予想ほど加速せず、HVへの関心は持ち直しつつある。調査ではEV需要低迷の理由として、初期コストの高さや航続距離への懸念、充電時間の長さ、充電ステーションの不足などが挙げられている。 「排ガス規制が強化される中、買い手はHVによって、思い切って完全EVの購入へと跳躍することなく、比較的クリーンな車を手に入れられる」と、オートフォーキャスト・ソリューションズのサム・フィオラニ副社長は指摘した。 S&Pグローバル・モビリティの推計によると、HVは今後5年間で3倍以上増え、2028年には米国の新車販売に占める割合が24%に達する見込み。完全EVは37%程度、モーターの出力が控えめな「マイルドハイブリッド」を含む内燃機関車の比率は40%近くと予想されている。 S&Pは今年の米国での販売に占める割合は、HVが7%にとどまり、完全EVは9%で、内燃機関車が80%以上を占めると見込んでいる。 歴史的に見ると、米国ではHVが全体の販売に占める割合は10%未満で推移、モデル別ではトヨタのプリウスが長年にわたり人気を維持してきた。トヨタは完全EVへの投資をゆっくりと拡大する中で、HVが同社の長期的なEV化計画において重要な役割を担うとの見解を一貫して示してきた。 直近、HVに積極的な姿勢を示したのがフォードだ。ジム・ファーレイ最高経営責任者(CEO)は7月下旬に行った第2・四半期決算説明会で、今後5年間にHVの販売台数を4倍に増やすと述べ、アナリストを驚かせた。 ファーレイ氏はアナリストに「EVへの移行はダイナミックなものになるだろう」と述べながらも「勝ち組と負け組がはっきりするまで、EV市場は不安定な状態が続く」と予想した。 フォードの競合メーカーのうち、ゼネラル・モーターズ(GM)は米国でのHV展開にあまり意欲がないようだ。 以下ソース元で 引用元: ・【自動車】米国でHV車に想定超える人気、分かれる各社の戦略 [田杉山脈★]…