1: 鉄チーズ烏 ★ 2025/09/06(土) 08:39:28.03 ID:G0CD5YDu9 9/6(土) 8:16配信 プレジデントオンライン 米動画配信大手ネットフリックスは、2026年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)全試合の日本国内での独占配信権を獲得した。ライターの広尾晃さんは「民放のスポーツ中継には問題が多くあった。野球好きにとっては、むしろ喜ばしいことだと思う」という――。 ■日本代表・大谷が見られるのはネトフリだけ 2026年3月の第5回WBCの日本での独占放映権をアメリカのネットメディア、ネットフリックスが獲得したことは、大きな衝撃となった。 今のところ、日本の地上波テレビではWBCの試合中継は視聴できず、各局は「ダイジェスト映像」をネットフリックスから買うことになりそうだ。 前回のWBCは東京ラウンドからエンゼルスの大谷翔平(所属は当時、以下同)、パドレスのダルビッシュ有とメジャー選手が参戦した。NPBのオリックス山本由伸、ロッテ佐々木朗希、ヤクルト村上宗隆、巨人岡本和真などスター選手と共闘して東京ラウンドを全勝で通過。アメリカ、マイアミでの決勝ラウンドでもメキシコ、アメリカに勝って2009年以来の「世界一」に輝いた。 とりわけ決勝戦では、最終回に大谷翔平と、エンゼルスの盟友でアメリカチームのリーダー格のマイク・トラウトとの一騎打ちを迎え、大谷がトラウトを三振に切って取ると言う劇的な幕切れになった。 ■野球好きの人々の意外な反応 多くの日本ファンは、この壮大なドラマの一部始終を主として地上波テレビで見ていた。3月16日19時過ぎから放送された東京ラウンドの最終戦、日本対イタリアは世帯視聴率48.0%、個人視聴率31.2%。 3月22日の決勝戦、日本対アメリカは水曜日の朝8時25分からの放送にもかかわらず世帯視聴率42.4%、個人視聴率24.3%を記録した(いずれも関東地区)。ちなみに、日本対イタリア戦の視聴率は、2023年の全番組のトップだった。 このことを考えると今回のネットフリックスの独占放映権獲得は、強烈な衝撃ではある。 一般の人々は、自宅のテレビがネットとつながっていない限り、そしてネットフリックスとサブスク契約をしない限り、大谷翔平やダルビッシュ有の活躍を見られないのだから。 しかしながら筆者周辺にいる「野球好き」の人々の反応は違っていた。 「やっと地上波の酷い放送から解放される。あれを視聴しなくて済むなら、サブスクなんて安いものだ」 実のところ、民放のスポーツ中継は、スポーツ好きの視聴者にとっては悪評高かったのだ。 (略) ■ 絶叫する「低レベルなアナウンサー」 しかし21世紀初頭、プロ野球ナイターの視聴率が10%を割り込むと、民放各局は次々と中継から撤退。以後、テレビ放送は年間十数試合となり、「日本の日常風景」から消えていった。 WBCのテレビ中継は2006年から始まった。すでに職人気質のスタッフは相当減っていたと思われる。 実況アナウンサーはとにかくやかましくなった。まず、この大会が「どれだけすごいか」を言い立てた。「絶対に負けられない戦いが、そこにはある」はテレビ朝日のサッカー日本代表のフレーズだが、家族でも親戚でもないだろうに何をそんなに入れ込んでいるんだ、みたいな大げさな表現が目立った。 そのくせ内容は空疎だ。この手の地上波実況アナの多くが、放送の主役が自分だと思っているようで、スタジアムのざわめきやグラウンドの雰囲気を伝えるのではなく、すべてを自分の実況で埋め尽くそうとしていた。 その上に、ほとんど日本人選手のことしか語らない。日本人なら日本の勝利を願っているはずだ、という前提はわかるが、相手がどんなにすごい選手なのかをちゃんと説明しないから、見どころがどこなのかがわからない。 そして、試合では常に「絶叫のしどころ」を狙っている。選手が塁を回って本塁に突入すると、この手のアナウンサーは必ず絶叫する。大の男があんな声を出すのは、親の死に目に間に合わなかったときくらいだ、と言いたくなる。 (全文はソースでご確認下さい)…