861: 1/2 2006/01/28(土) 18:15:42 ID:p2lF5+KU 中学入学から1年半、夏休み前までの俺はクラスのいじめられっ子だった。 俺の天敵は3人。 いつも俺は奴らのおもちゃだった。 たとえて言えば、「お財布持参の買い出し係 兼 ストレス解消サンドバック係」という感じだろうか? 今年の夏休みが終わった始業式の日の朝。 ホームルーム前の教室で、いつもの3人がこれまたいつものように俺にちょっかいを出してきた。 「○○~(俺の名前)久しぶりだから殴らせろよ!」 俺はいつものように蛇に睨まれた蛙のごとく固まった。 周りはいつもと同じで、何も起きていないかのようにそれぞれが話しに夢中になっている。 A(一番弱そうだけど一番生意気なヤツ)が「おらおらおらおら」と何度も言いながら殴ってきた。 そのとき俺は怖かったが手を出した。 どうして反撃しようとしたのか憶えていないが、自分でも不思議なくらいに身体が軽く動いた。 カウンター気味に○足の顔に俺の拳がヒットした。 Aはその場にうずくまって動かなくなった。 B(痩せているが長身で口がうまい)が何かをわめきながら掴みかかってきた。 俺は何をしたか憶えていないが、気が付いたらコイツも顔を押さえてうずくまっていた。…