1: シャチ ★ Td+0NRqD9 2025-08-29 00:55:25 [ロンドン 27日 ロイター] - 英イングランド地方では最近、白地に赤十字のイングランド国旗「セント・ジョージ・クロス」や、英国国旗「ユニオンジャック」が数多く掲げられている。このような「国旗掲揚運動」の支持者らは英国を誇らしいと思う気持ちを表現したものだと主張する一方、社会に広がりつつある反移民機運の一環ではないかと心配する声も聞かれる。 この夏の英国は移民問題で政治的な緊張をはらんでいる。ユーガブが毎月行っている世論調査では6月末以来、「移民」が「経済」を抜いて有権者の最大の懸念要素になっている。 ロンドン東部の湾曲したテムズ川に囲まれ、高層ビルなどが建ち並ぶアイルオブドッグスの横断歩道を渡っていたバーテンダーのリビー・マッカーシーさん(32)は、イングランド国旗を模して塗装された横断歩道を指して「これは私たちの旗で、誇りを持って掲げられるべきだ。他の全ての国は同じことができるのに、何の問題があるのか」と問いかけた。 英国では公的な建物にしばしば国旗が掲揚されるが、スポーツや王室関係のイベント、軍事パレードなど以外で街頭に登場するケースは滅多にない。 折しもここ数週間、難民希望者が滞在するホテルの外では抗議デモが起こった。こうした中で、国旗掲揚運動はイングランド中部バーミンガムを拠点とする団体「ウィーリー・ウォリアーズ」が始めたもようで、ソーシャルメディアを通じて拡散され、現在は複数の団体が国旗を積極的に掲げるよう呼びかけている。 ウィーリー・ウォリアーズは資金集めのサイトで自分たちを「誇りのあるイングランドの男たち」と称し、地域の誇りや歴史、自由、業績をたたえたいと説明。ただ主にウエストミッドランズ地域の都市などで見られる国旗掲揚について、それ以上の詳しい動機は明らかにしていない。 ユニオンジャックは1970年代、白人至上主義を掲げる極右政党「英国民戦線」に党のシンボルとして採用された。セント・ジョージ・クロスは熱狂的で暴力行為を行うサッカーのサポーター「フーリガン」や過激な極右主義者によって誇示されてきた。 その結果、これらの旗を示すことは愛国主義の発露とみなす向きがある一方で、移民社会や非白人社会からは攻撃対象にされることへの警戒感が出ている。 ナイジェリア出身で接客業に従事するアイルオブドッグス在住のスタンリー・オロンサイエさん(52)は、あくまで法の範囲内であれば移民政策に関して人々が個人的な意見を表明する自由は保障されるべきだと語りつつも、不安は消えない。 アイルオブドッグスを含む行政区タワーハムレッツは英国で最も住民層が多様な地域の1つで、その半数近くは英国外生まれだ。 オロンサイエさんは国旗掲揚運動が「エスカレートすれば別の事態に発展しかねない。ナショナリズムが異なる色合いを帯びる場合は懸念される」と述べた。(以下ソースで 8/28(木) 18:58配信 ロイター 8月27日、英イングランド地方では最近、白地に赤十字のイングランド国旗「セント・ジョージ・クロス」や、英国国旗「ユニオンジャック」が数多く掲げられている。写真は集合住宅近くに掲げられたユニオンジャック。英マンチェスター近郊サルフォードで22日撮影(2025年 ロイター/Temilade Adelaja)…