1: それでも動く名無し 2025/08/28(木) 12:51:31.12 ID:EMjCgQOz0今夏甲子園で一人の球児が、高校野球ファンに多くの感動を届けた。県岐阜商の横山 温大外野手(3年)だ。生まれつき左手の指がほとんどないハンディがありながら、名門でレギュラーを勝ち取り、打っては4試合連続安打を記録した。大会を通じて5安打3打点。鍛え上げられた右腕で、人一倍重ねた努力を証明してみせた。一方、守備でも準々決勝で頭上を越えそうな打球を好捕。送球も右手のグローブでボールを取り、素早く握り変える。その一挙手一投足に大衆の視線が注がれた。 横山は健常者に混じってスタメン出場していたわけだが、体に不自由を抱えながらプレーをする選手は「身体障がい者野球」のチームに所属していることがほとんど。全国で39チームあり、春には選抜、秋には選手権が行われ、甲子園同様に頂点をかけたアツい戦いが繰り広げられる。 なかでも千葉県内で唯一の身体障がい者野球チーム「千葉ドリームス」は、身体障がい者の野球日本代表メンバーも所属し、全国大会まで勝ち上がる実力集団だ。その立ち上げに携わり、現在GMを務めているのが小笠原 道大氏。日本ハム、巨人、中日の3球団で活躍し、代名詞でもあるフルスイングで人々を魅了した球界のレジェンドである。名球会入りを果たした強打者はなぜチームの創設に携わったのか。その背景と思いに迫った。…