613: おさかなくわえた名無しさん[sage] 2009/11/16(月) 17:53:16 ID:ucqM2lHJ 痴漢冤罪をどうにか回避して、なんだかんだで相手とメル友になったおそらく、人生最大のピンチだった 朝のラッシュ、ホームに降りようとした瞬間、腕をつかまれた 「痴漢、しましたよね?」 相手は大きな目の目立つ、リクルートスーツの小柄な女性 俺とドアに挟まれる形で立っていた人だった 「ええええ!?し、しししてません!」 「触りましたよね」 「触っただろうけど、じゃなくて触ったかもしれないけど! 電車が混んでたからで!身動き取れなかったし!仕方なかったからで! じゃなくて、触るつもりがあったんじゃなくて、いや触ってなくて!」 納得してもらおうと焦るが、ふざけんなと相手に取り入らなければのごちゃ 混ぜな感情がさらに思考を支離滅裂にする 「確かにあなたはパッチリした目といいきりっとしたおでこといい、俺の好みにどストライクですが! 後ろからじゃそんなの見えてないし、じゃなくて! 2つ前の駅から乗って好みの人探すなんてできるわけない、じゃなくて! ええと、あ、ほら!両手ふさがってる! 左手本!右手かばん!突き指してて包帯!触ってた人って!包帯巻いてました か!?」 そこでやっと、腕を掴んでた手が離れた と思ったらボロボロ泣き出した…