出場辞退が決まった広陵を巡っては、5日の大会開幕前にSNS上で誹謗(ひぼう)中傷の投稿が一気に拡散した。会見した堀正和校長は「臆測に基づく内容、生徒の顔写真」や、野球部寮への「爆破予告もあった」と明かした。 専門家は、正義感に駆られたSNSへの投稿に警鐘を鳴らしている。 (中略) 広陵への誹謗中傷はネット上だけではない。同校には3日から8日、電話を受け付けている午前8時20分から午後4時50分まで、6つある電話回線が鳴りやまず「なぜ辞退しない」など非難が殺到。同校関係者によると「ネットの真偽不明の情報を基にした抗議もあり、事実ではないと説明しても“隠蔽(いんぺい)してるな!”と怒鳴られたり、脅迫まがいの電話もあった」という。 顔写真や名前は一度SNSに投稿されると、LINEなどさまざまなメディアで広がっていき、削除は極めて難しく“デジタルタトゥー”として残り続ける。それらを投稿した人物も、侮辱罪などで刑事罰を受ける可能性がある。 三上氏は「SNSは告発の場ではない。それは捜査機関がやることで、法律の範ちゅう」と強調。「炎上している案件や社会的に注目される事件の書き込みを読んでいると、“自分が被害者を救ってあげないといけない”という思いについついなりがち。感情を動かされても、自分では投稿しない、リポストしないことが大事」とネットリテラシーの向上を訴えた。 ※詳しくは下記リンクより 関連記事 【悲報】広陵高校の選手「失意のどん底」「心を立て直すことが厳しい状況」「(携帯持参せずで)何も分からない状態だった」 日本の内科医「(広陵高校の問題に)高野連だけでは無理がある…警察にしっかり調べてもらった方がいい」 【悲報】広陵高校、2回戦辞退の理由こういうことだった。 【速報】広陵高校、高校野球の歴史に名を刻む 【速報】広陵高校の堀正和校長、広島県高野連の副会長職辞任を申し入れ…