1. 匿名@ガールズちゃんねる ドイツで暮らして7年になる。暮らし始めて間もない頃、ある出来事に衝撃を受けた。ドライヤーを23時頃にかけていたら、「これが数回続いたら警察を呼ぶ」と同居人に言われたのだ。 ドイツには“法律で守られた静けさ”があることを、ドライヤーの件があったすぐ後に知った。代表的なものが「Ruhezeit(ルーエツァイト、休息時間)」という考え方だ。州によっても異なるが、夜から朝までの一定の時間が法的にRuhezeitとして定められている。日曜日もRuhetag(休息日)と呼ばれ、この間の「静けさ」が法律で保障されているのだ。 対比して、日本の電車内でのマナーなども思い出してみると、その「静けさ」の守り方に違いがある。例えば日本では、電車内でのおしゃべりは許容されていても、電話に関してはマナー違反とされる。 対してドイツでは、基本的には電話をしていても咎められることはない。スマートフォンでイヤホンなどを使わず、スピーカーから音を出して動画を観ている人なども多く見かける。しかしながら、電車の車両の中に「Ruhebereich(ルーエべライヒ、静音車両)」というものがあり、そこでは大きい声での会話すら禁止されている。 興味深いのは、ドイツの「静けさのルール」にも例外があることだ。それは子どもの声である。ドイツでは、国の法律で「子どもの遊び声は騒音ではない」と明確に定められており、公園でのはしゃぎ声や、集合住宅の中庭でのボール遊びの音が大きくても、それを理由に苦情を申し立てることはできないのだ。 2025/09/18(木) 00:33:52…