1 名前:七波羅探題 ★:2026/11/08(日) 09:33:31.96 ID:IQ3BAmCH9.net メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第593回をよろしくお願いします。 ■大人が選ぶ際に気をつけたいブランド 大人が服を選ぶときは、昔憧れていたブランドでも、今どんなものを作っているのかを見てほしいと思います。 同じブランドでも、デザインや提案は時代とともに変わっています。以前の感覚のまま全身を揃えると、アクの強いおじさんになってしまうことも。 今回は、大人が選ぶ際に気をつけたいブランドと、その代わりにおすすめしたい選択肢を紹介します。 まずはDIESEL(ディーゼル)。もともとはイタリアのデニムメーカーで、1990年代後半〜2000年代前半にプレミアムデニムの先駆者として非常に高い評価を得ていました。ウォッシュ加工やダメージ加工などの高度化を進め、スウェットのような着心地のデニムを提案するなど、素材の面白さにひかれていた人も多いでしょう。 ただ、今はデニムのブランドというよりもデザインを前面に押し出しています。個性が強く、装飾的な服が多いので、デニムブランドという感覚で全身を揃えると、若作りしているおじさんになってしまいます。 大人の着こなしとしては、アクセントとして部分的に取り入れる。若い方が装飾的な服を上下で揃えるなら、それもいいと思います。しかし、大人が同じように着ると、足し算と引き算ができていない印象になるので気をつけましょう。 デニムそのものが好きなら、FULLCOUNT(フルカウント)がおすすめ。1940〜50年代のリーバイス501XXを再現しようとする日本のレプリカデニムブランドのひとつ。僕はデニムブランドのドゥニームで仕事を始めたので、日本のデニムには思い入れがあります。 中学生の頃、お年玉を使って買い、破けるまで穿きました。最近も購入したのですが、相変わらず生地感が素晴らしい。デニム好きであれば、今こそ見てほしいブランドです。 MONCLER(モンクレール)も、いいもの、おしゃれなものを作っているブランドです。ダウンジャケットを中心とする単独ブランドとして成長してきましたが、複数のブランドを傘下に持つラグジュアリーグループへの転換を始めました。 その結果、モンクレールのダウンのロゴは、お金持ちであることの象徴となってしまいました。小さなマークが入っているくらいならいいのですが、帽子やバッグなど小物までモンクレールで揃えて、全身にロゴが入っている着こなしは、さすがにやりすぎです。 そこで大人におすすめしたいのがHERNO(ヘルノ)。ニットとダウンを組み合わせたり、コートにしか見えない服の中にダウンを入れたり、素材の選び方にもこだわりがあり、見た目がとてもスタイリッシュ。 ロゴを見せるのではなく、シルエットや異素材の組み合わせでブランドらしさを表現している。ブランドを知らない人でも「シルエットのいい服を着ているな」と思わせる。いま、ダウンを買うならヘルノがおすすめです。 Chrome Hearts(クロムハーツ)のシルバーアクセサリーは、いまなお人気でおしゃれだと思います。ただクロムハーツのスウェットのセットアップを着て、アクセサリーを重ね付けするような着こなしは、金持ち自慢をしているようにしか見えません。 もともとはバイカーのためのレザーブランドで、バイカーやロックというカウンターカルチャーを、高級な素材と職人技術によってラグジュアリーへと昇華させたブランドですが、現状はクロムハーツを所持していることが価値になっています。 好きなシルバーまでやめる必要はないので、代わりにスウェットは、無地でシンプルなものを選ぶ。GU(ジーユー)の、シルエットがきれいで中肉中背の体型を隠してくれるようなスウェットでもいいと思います。 存在感のあるクロムハーツのシルバーに、無地の服を合わせる。全部にブランド名が入っているより、バランスを取りやすいでしょう。 ■大人のSHEINは1ミリもおすすめしません 最後はSHEIN(シーイン)。僕はSHEINをおすすめしません。とくにメンズについては、素材や作りを見て、大人が選ぶ服として勧めたいとはまったく思えない。 安くて、今っぽいデザインがたくさんある。レディースでいろいろな服を試せる点には良さもあると思います。でも、届いた服の風合いやデザインが、商品写真の印象とまったく違う。それでも安いからまあいいか、と受け入れてしまうことには疑問があります。 品質だけではなく、他ブランドをそのまま使ったようなロゴデザインなど、倫理観の面でも、おすすめできません。 ※以下出典先で SPA 11.4 引用元:…