480: ↓名無し:16/10/28(金) 10:39:32 ID:Zgh 同じ高校から同じ大学に進学した知人が退学した そういやあいつ最近見ないな。大学辞めたんだった。ふーん。といった会話が交わされた程度で、知人の存在はすぐに忘れられていった 同郷の同年代の学生だった俺も、大して親交はなかったので特に感慨を抱くことはなかった 俺が未だに知人のことを忘れられないのはこいつが大学を辞めた理由を知ったから 教えてくれたのは同じゼミの女 下り道を自転車に乗って全力で下っていたところ、その先の交差点で女性と激しく衝突。女性は足に重い障害を負い、知人は数百万の慰謝料を支払うことになったらしい 根拠のない話として流すこともできた。ただ、この話には妙な説得力があった 知人、俺の知っている限りでも二回ほど自転車事故起こしてるんだよな 単に表沙汰になっていないだけで 一回目の事故は関係ない話題の中でサラッと語られて知った いじめ自慢で盛り上がっているDQNとの会話の中で 「俺もダラダラ歩いてるJK自転車の前輪で軽く小突いてやったことあるわwww」 ドヤ顔で語っていた 会話に参加していたのは倫理観の欠片もなさそうなDQNばかりだったので知人の蛮行が咎められることはなかった…