1. 匿名@ガールズちゃんねる ナツミさんは、交通事故に遭うまでは、2人の子どもを育てるため、昼も夜も、働きづめの日々を送っていました。パートとアルバイトを掛け持ちし、わずかな収入をかき集めながらも、子どもたちにだけは不自由な思いをさせたくない。それが彼女のたった一つの願いでした。 それなのに、あの日の事故から、仕事に行けなくなってしまいました。 思い切って役所の生活保護担当窓口に電話をすると、「交通事故なら弁護士さんに相談したら」「ご親族に頼れませんか」と冷たい返事が返ってきました。いわゆる水際作戦です。生活保護申請のハードルを上げ、諦めさせるための役所側の心理的な圧力でした。 しかし、ナツミさんは子どもたちを守るため、諦めるわけにはいきませんでした。行政書士事務所に送られてきた相談メールから切迫した状況を感じ取り、私が即日自宅訪問したところ、ナツミさんとヒマリさんが青ざめて座り込んでいました。 2週間後、生活保護の決定通知が届きました。医療費も免除され、タクシーを利用してリハビリにも通えるようになり、子どもたちに「もう大丈夫だからね」と伝えられました。不安と恐怖が、ようやく少しだけ遠のいた瞬間でした。 それと同時に、困窮を極めた状態で明らかに生活保護を必要としているナツミさんのような人でさえ、私のような「士業」の者が付き添わなければ生活保護申請がすんなり通らなかったという現実に、やるせなさを覚えました。 2025/08/04(月) 11:29:52…