7: おさかなくわえた名無しさん 2007/05/21(月) 01:42:20 ID:R3niCGU9 高校生の頃、部活から帰ってきたら祖母が来ていた。 小さい子供の頃から、この祖母には明らかに他の孫と差別されたりいびられたりしていたので、私は祖母のことが苦手だったけど、父に苦手意識を見破られ大人気ないと責められ そういう自分を悪いと思わされていたので、一所懸命笑顔で挨拶した。 台所へ行くと母が泣いていて、びっくりして訊ねたら、「ミーコが」と喘ぐ。ミーコは捨て猫だったのを私と母で拾って、家の子にして四年目の三本足だけど可愛い猫だ。 ミーコがどうしたんだろう、嫌な感じがして、尚も泣く母に訊ねたが黙っている。 戸惑う私に祖母が、「あの汚い片チンバの猫なら捨てたがな」と嬉しそうに言った。 最初は意味がわからなかったよ。 祖母はうちの合鍵を持っていて母のいないときでも勝手に入ってくる。 母が買い物に行ってる間のことだった。 私は祖母をそのとき持っていたバトミントンのラケットで殴った。 気が付いたら殴っていて、もう止められなかった。 祖母は泣き喚いてずっと泣き続けて、夜帰宅してきた父に訴えた。 信じられないことに父は私を殴りつけたよ。 あれから十年以上たち、大学を出て一人暮らし始めて、就職した私に父が今更 「ばあちゃんの介護を手伝え」と言ってきている。母は二年前氏に、妹弟も家を出たきり、私以外の家族はいないと帰らない。 絶対帰ってやらない。…