1 名前:緊急地震速報 ★:2021/01/09(土) 17:19:26.91 ID:3Dl0dkn89.net ●日本の家屋の断熱性はすでに中国以下 海外の住宅事情を知らない人は驚くかもしれないが、諸外国と比較して、日本の住宅の断熱性能は驚異的に低い。 つまりいくら暖房を入れても、その熱の多くを外に放出しているので、多くのエネルギーがムダに捨てられているのだ。 日本では冬になると、居間とトイレや風呂場に大きな気温差が生じるのは当たり前という感覚だが、主要国の住宅ではこうしたことはまずない。 日本では窓枠にごく普通にアルミサッシが使われているが、アルミというのは最も熱伝導率が高い部材の1つであり、言い換えれば簡単に室内の熱を外部に逃がしてしまう。窓も単板ガラスを使ったものが多く、やはり多くの熱を放出する。 アルミや単板ガラスの採用はコストを優先した結果だが、こうした低い断熱性能しかない家が標準的になっているのは先進国では日本だけであり、最新基準では、すでに韓国や中国よりも低いというのが現実だ。 政府はこうした事態を打開するため、2020年に省エネ基準を義務化する方針で法整備を進めてきたが、結局は見送られた。理由は施工技術が低い事業者が多く、諸外国のように省エネ住宅を大量に建設することが難しいというものだった。 住宅の断熱性は国民の健康にも直結しており、ヒートショックなどによる健康被害が大きいとの指摘が出ている。 国内で行われた実地調査によると、寒い家に住んでいる人は、暖かい家に住む人と比べて、循環器疾患で死亡するリスクが4.3倍も高いという。 また暖かい家に住んでいる高齢者と寒い家に住んでいる高齢者の脳機能を比較すると、寒い家に住んでいるグループの脳機能が有意に低かったという研究結果もある。 住宅を高断熱化すれば、CO2削減にも効果があり、かつ国民の健康水準も向上するなどメリットばかりだが、技術力が壁になって実現できないというのは何とも情けない話である。 単に社会慣習の問題として断熱性能が低かったのであれば、制度を変更することですぐにでも高断熱化が可能だが、技術が原因の場合、改善するのは容易なことではない。 引用元:…