1: 2025/07/29(火) 00:24:49.95 ID:A5y5Wffw0 「今日、私は、何か経験したこともない感覚に浸っています。ルーキーになるのは3度目です。1度目は1992年、高校からオリックス・ブルーウェーブにドラフトで指名されたとき。そして2001年に、マリナーズと契約し27歳でルーキーになりました。」「(殿堂入りした偉大な先輩たちを見て)またルーキーになったと実感しています。この素晴らしいチームに温かく迎え入れて頂き感謝します。自分も野球殿堂の価値を守っていければと思います。ただし私も51歳になったので、ルーキーヘイジング(メジャーの新人仮装の恒例行事)は勘弁してください。もうフーターズのユニホームは着なくていいでしょう。」「最初の2度のルーキーのときは、気持ちをコントロールすることは簡単でした。プロとして最高峰の場でプレーしたいとう明確な目標があったからです。今回はまったく違います。日本での少年時代、自分のプレーがこの神聖な野球の場につながっていくとは思いもよりませんでした。」「みなさんはよく、私を記録で評価します。3000安打達成、10年連続ゴールドグラブ賞受賞、10年連続200安打達成……悪くないですよね? しかし実際は、野球がなければ私は、こいつはただのアホだなと言われたでしょう。」「3000安打やシーズン262安打は、記者のみなさんに評価して頂きました。ただ1人を除いてですけれど。ところで、その記者の方に一緒にディナーをしましょうと私の自宅に招待した件は、もう時間切れです。」 2: 2025/07/29(火) 00:26:16.89 ID:A5y5Wffw0 「子ども時代、私の夢は常に、プロ野球選手になることでした。6年生のときに、作文にまで書きました。今、経験したことを踏まえてその作文を書き直すことができるなら、「夢」という言葉ではなく「目標」という言葉を使うでしょう。夢は実現するとは限りませんが、目標はそれをどう達成するかを真剣に考えれば実現する可能性があるものです。夢を抱くのは楽しいですが、目標を達成するのは難しいし困難にもぶつかります。本気で達成したいなら、こうしたいと言うだけでは叶いません。達成するためには何が必要かを慎重に考えなければいけません。」「若い選手たちには夢を持つ、しかも大きな夢を持ってもらいたいと思います。ですが夢と目標の違いを理解してほしいと思います。夢を目標に変えるには、達成するのに何が重要かを誠実に考えることです。」「(オリックス時代に悩んだ時期)私は何かを見つけようとしていましたが、答えが見つかりませんでした。苦悩が続いていた時期に、歴史的なことが起こりました。野茂英雄さんという日本からメジャーに移籍した選手を人生で初めて見ました。彼の成功は多くの人を触発し、私もその1人でした。」「彼のおかげで日本で常にMLBのニュースが流れ、MLBの試合もテレビで放送されました。野茂さんの挑戦のおかげで突然、開眼し、自分も想像もしなかった舞台に挑戦したいと考えるようになりました。(日本語で)野茂さん、ありがとうございました。」…