1 名前:蚤の市 ★:2025/07/29(火) 07:18:04.96 ID:MNONJkEB9.net 参院選の与党大敗を受けて、自民党本部で28日に開かれた両院議員懇談会。 ◆「政策が届かなかったのか、党のあり方にご批判があったのか」(略) ◆「必死でやっているところが見えない」 その後は非公開の意見交換となり、記者も会場の外へ。終了時間は午後5時半までの予定を大幅にオーバーした。党本部1階は会場を出る議員たちを待ち構える、200人を超える報道陣でごった返した。 多くの議員が無言で通り過ぎる中、船田元・衆院議員は「(擁護派より)そうではない人が多かった」と述べた。自身は「石破総理が一番ふさわしい人物だ。続投してほしいと申し上げた」と明かした。同じく「続投派」の大岡敏孝衆院議員は「(他の)議員は怒っているんだと思う。責任をとって辞めろ、と言われるのは(首相が)必死でやっているところが見えないからだ」と話した。 一方、首相の辞任を求めている鈴木貴子衆院議員は「組織の長として総裁はじめ、執行部の皆さまにはけじめをつけていただきたい」と改めて話した。 ◆茂木敏充氏はYouTube動画を通じて主張(略) ◆不祥事があっても、政治改革に後ろ向きで (略)こうした動きについて、政治評論家の有馬晴海氏は「そもそも、自民不信を引き起こしたのは、悪事を隠す党全体の体質にある」とあきれる。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点や派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、党の信用を失墜させたのは「旧安倍派の顔触れが中心を占めた」とも。「自民はそれでも政治改革を徹底しなかった。『敗れたら表紙を替える』は通用しない。それで党が変われる次元の敗北ではない」と強調し、下野した2009年に近い危機的状況だとみる。 ◆現在の状況を招いた「首相経験者」たち 23日に石破首相と会談し、暗に退陣の決断を促したとされる麻生氏、菅氏、岸田氏の首相経験者3人についても、有馬氏は「批判は免れないだろう」と指摘する。岸田氏が首相だった昨年、所得税の減税額を給与明細に明記させ、野党に「下心ありあり」と追及された出来事を挙げて「国民に対するこうした姿勢こそ高飛車で、おごった体質がにじみ出た象徴的な出来事。政治不信を加速させた」と話す。 3人は2012年12月〜20年9月の第2次安倍晋三政権でも、それぞれ財務相、官房長官、外相などを担った。慶応大の金子勝名誉教授(財政学)は「今の自民には政治不信だけではなく、経済政策の失敗を総括しなかった弊害が重くのしかかっている」と指摘する。 バブル崩壊後、低成長が続く日本経済。国内総生産(GDP)は米国に次ぐ2位から、中国、ドイツに抜かれて4位に転落。アベノミクスは雇用状況を改善させはしたが、低中所得者層にも恩恵が広がる「トリクルダウン」は起きず、低迷が続く「失われた30年」を取り戻せなかった。 金子氏は「昨年の日本の1人当たり名目GDPは38位にまで落ち...(以下有料版で,残り 842/3115 文字) 東京新聞 2025年7月29日 06時00分 引用元:…